朝6時半 外はまだ暗い
日の出まであと少し
早出出勤の娘を見送る
暗い中を車が行き交う
世の中は動き出している
今日も一日が始まる
脳裏に浮かぶかつての私
三重から東京へ
早朝出勤する夫
私は暗い中を駅まで車で送る
高校 大学へ通う娘たち
私は駅まで車で送る
散歩を催促する愛犬たち
愛犬たちと私は走る
冷たい風が気を引き締める
睡眠不足もなんのその
家事が私を追い立てる
洗濯炊事掃除
毎日続く主婦の仕事
ランチもそこそこに
私の本業が始まる
小さな子供から大人まで
ピアノを愛する人たちが来てくれる
仕事が終わると
慌ただしく夕食の用意をする
車で娘たちを駅へ迎えに行く
次は愛犬たちとの散歩が待っている
愛犬たちと私は走る
軽やかに走る走る
夕食を済ませ
家事を済ませ
娘たちとの団欒
最後にお風呂に入り
くつろぎのひととき
時間との競争で一日が過ぎる
毎日毎日
何年も何年も
こんなリズムで時が過ぎ去る
シニアライフの今は
過ぎ去った日々が懐かしい
若かった私
走り回った私
冬の朝
暗い中を人々は行き交う
現役世代の人たち
かつて私もそうだった
過ぎ去った日々を思い出す
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