2019年1月10日木曜日

食べ物と思い出


 いろんな食べ物と思い出は繋がっていると思いますが、寒い時期になると私は甘酒を懐かしく思い出します。歳とともに深まりつつあります。子供の時には、家で作った甘酒をよく飲んでいました。米麹だけでつくるものです。専用の小さな布団で包み、縄で作った保温するための入れ物(名前は忘れました)に一日入れて出来上がります。お湯を注ぐだけで甘い甘酒が飲めます。米麹の香りがあります。そのままの形の米粒があります。私は作ったことはありませんが、母が冬になると毎日作っていました。おやつのように飲むと、体が温まりました。今思い出すと心も温まっていたようです。
そんな時代から早何十年が経ち、今スーパーにはいろんな甘酒が並んでいます。その中でも「昔懐かしい自然の甘さ」のキャッチフレーズにひかれて時々買って飲んでいます。寒い冬に飲む甘酒は、遠く過ぎ去った子供時代をよみがえらせてくれます。そんなことを思うのは私だけでしょうか。都会育ちのポアロからは、甘酒の思い出は聞こえてきません。

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