誰にもあるふるさと、ふるさとを離れてほぼ半世紀、なおいっそうふるさとを想う気持ちが募ります。郷土の偉人について子どもの時に学んだと思いますが、「すごい人だな、偉い人だな」という遠い存在の印象があります。郷土の歴史についてもあまり関心がなく、無頓着に過ごしてきたように思います。三重の家の近くには図書館や市の文化財センターがあり、その中にはにわ館があります。できてずいぶん経っていますが、私はまだ行ったことがありません。
ポアロは、三重にいる時は図書館や文化財センターへ足を運んでいます。仕事から離れた日々を意欲的に活動しています。大阪人であるポアロは、三重の歴史、地理にも大きな関心を寄せています。図書館は情報、知識を得られる宝庫です。先日は、私が生まれた地域についての歴史が書かれた本を読んでいました。お城の近くですが、昔は村という郡部でした。その中に字があり、それぞれに名主や庄屋がいました。ポアロが借りた本には、その時代の名主や庄屋についても詳しく書かれています。NHKの「ファミリーヒストリー」のように、自分が生まれた家の歴史や家系図を知ることができそうです。私の父は、ふるさとで生まれてふるさとで没しています。地理も歴史も大好きで、いろんなことを得意気に話していました。父の知っていることを、もっと熱心に聞いておけばよかったと後悔しています。
ポアロが行ったはにわ館には、国史跡宝塚古墳から発見された「船形埴輪」が展示されています。平成12年(2000)に発見されました。その後も次々と学術的にも貴重な埴輪の発見が続いています。考古学者にとっては、魅力ある私のふるさとです。もっと郷土の歴史を学んで、自慢できるようになりたいと思います。
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