新しい年を京都で迎えた私たちは五日に三重へ移動しました。世の中は七日から本格始動しています。子供たちも冬休みが終わり、いよいよ三学期です。ポアロは一日五千歩を目標にして散歩に出かけます。私は気が向いた時だけお伴をします。テレビでは、「健康のために一日一万歩歩きなさい」と言っていますが、私には実現不可能です。気分にむらがあります。特に寒さ厳しい冬は、外へ出るのがおっくうになります。先日は誘われて散歩に出かけました。家の前を流れている二級河川に沿って上流へと歩きます。川にはいろんな鳥がいます。鳥を見ながら、移り行く自然を見ながら歩きます。最近写真を撮るのに熱心なポアロは、足を止めては鳥や木々などの撮影です。
そんな中で、心惹かれる木立の姿がありました。寒空の下、すべての葉を落とした木々の姿が美しく、何の装飾もなく人を惹きつけるのです。シンプルな美しさです。無駄なものを削ぎ落した美しさです。木々の高さは15メートルほどです。太い幹からたくさんの細い枝が伸びています。厳しい寒さの中で、春が来るのを待っています。冬特有の曇天の空にもめげず、空に向かって手を伸ばしているようです。冬散歩の楽しさをもらった気がしています。
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