先日買い物に出たついでに、京都市北部にある公園に立ち寄りました。京都のお盆の大きな行事五山送り火で有名な、妙法の裏側にある公園です。自然の姿を残したままで、市民のための憩いの公園となっています。今までに何回かそばを車で通っていますが、公園の中へ入るのは初めてです。残念なことに花は終わっていますが、菖蒲園があります。池があり、ボートが楽しめます。妙法の裏山へ登れます。散策コースができています。休憩のための東屋がいくつかあります。お弁当を持ってまたの機会に出直すことにして、今回は簡単に散策して帰ることにしました。
車道をはさんで公園の反対側は、立ち入り禁止となっていて、芝生があり自然林が残っています。その時です。鹿の姿が目に入りました。こんな所に鹿がいるとは驚きです。動きを止めて、じっとこちらを見ています。その鹿の数メートル離れた所に、少し小さめの鹿がいるのに気付きました。小さめの鹿もじっとこちらを見ています。人間を怖がっている様子はありません。急いでポアロに写真を撮ってもらいました。優しい目で、じっと私達を見ています。かわいい姿の鹿ですが、危険は無いかと考えているように見えます。
この二頭の鹿に突然出会って、二年前に丸太町橋の下で遭遇した二頭の鹿を思い出しました。その時は私一人で鴨川散歩をしていたので、残念なことに写真は撮れませんでした。その時も、こんな所で鹿と出会うなんてと大興奮しました。ブログにも書きました。その時に出会った二頭の鹿なのかどうか、事実はわかりませんが私は同一だと確信しています。仲睦まじい姿と優しい眼差しです。じっと見つめて観察しよく考える二頭の鹿です。賢さを内に秘めているようです。とても細くきゃしゃに見える四本の足で、走るとなれば人間に負けません。丸太町橋とはずいぶん離れています。鹿の行動が気になったので、帰宅してから地図で調べました。下賀茂神社の横の出町柳で、鴨川と高野川は分かれます。高野川は妙法の山のきわを通り、上流へと続いて行きます。妙法の山のきわから、公園へと入っていけることがわかりました。不思議に思った鹿の行動が、解明できました。京都市北部の公園は、宝ヶ池公園です。二頭の鹿は、公園から鴨川下流まで行動の範囲を広げているようです。季節によって、気候によって、時間帯によって、また二頭の鹿に出会えるかもしれません。楽しみが増えました。