2017年12月5日火曜日

疑似体験

 先日姪が子供を連れて帰省した時、孫のいない私達はおじいさんおばあさんの疑似体験をしました。姪は名古屋に住んでいるので、なかなか会う機会がありません。姪は私のすぐ上の姉の一人娘です。高齢出産だったので、子供はまだ三歳です。男の子です。姉の夫、義兄は七年前に旅立っているので、孫の顔は知りません。ちょうど一年前、その子が二歳十ヶ月だった頃にポアロの書斎で遊んだことがあります。仕事柄書斎には建築関係のいろんなものがあります。ドアの取っ手の見本とか、工具もあります。子供は何でもおもちゃとして遊びます。いろんな物の中でも、ナットが大好きになりました。ネジをくるくる回して付けたり外したり、夢中になって遊びました。それ以来ポアロのことを「ナットおじちゃん」と呼んで慕ってくれます。



三歳のお誕生プレゼントに、ポアロは大工道具セットを贈りました。三ヶ月前には、いくつかの木片をナットでひっつけて、自由自在に形を作るおもちゃを作りました。


星形になったり菱形になったり、台形になったり、自分の思うように作れます。ナットを外して大きくしたり、小さくしたりと、自由自在です。ナットが繋ぐ、大叔父と三歳の子供です。そばで見ている私は、男同士の付き合いを感じます。そして先日は穏やかな良いお天気となり、近くの大きな公園へ皆で出かけました。ポアロ手作りの模型飛行機とラジコンカーを持って出かけました。






休日ということで、公園には親子連れがたくさんいます。三歳十ヶ月のその子は、模型飛行機を飛ばせば、飛行機を追いかけて一生懸命走ります。ラジコンカーが走れば、車を追いかけて一生懸命走ります。満面の笑顔です。とても可愛くて、見ている私も笑顔がこぼれます。走って走って、芝生にごろり。無邪気な子供の姿に、飽きることはありません。健やかに育ってくれることを願いました。そのあと名古屋へ帰る姪とその子供を、最寄り駅へ送りました。車に乗った途端、すぐ居眠りを始めたその子の表情は、大満足というものでした。広い公園をあっちへこっちへと走り回り、さぞかし疲れたことと思います。「また遊ぼうね」と言って、特急に乗る彼らを見送りました。おじいさんおばあさんの疑似体験ができて、私達も楽しいひと時を過ごしました。孫のかわいらしさは、特別なものということを実感しました。

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