先日友人たちと京都南座の前を通った時のことです。南座が工事中ということに気づいた友人が「顔見世興行はどこでするのかしら」と尋ねてきました。ガイド役の私は関心も薄く全く気にかけていなかったので、答えられませんでした。その数日後、私のお気に入りの番組NHK「京いちにち」で情報を得ることができ、早速友人に連絡をしました。
京の年中行事である「吉例顔見世興行東西合同大歌舞伎」は、南座工事中の為、平安神宮近くのロームシアター京都で行なわれます。期間は12月1日から18日までです。八代目中村芝翫襲名披露と彼の三人の息子さんたちの襲名披露も同時にされるので話題を呼んでいるとのことです。ロームシアター京都は、昨年1月に改装されたばかりです。二条通りに面したロームシアターの入口には、役者さんの名前を書いた看板(まねき)が掲げられています。南座は賑やかな町の中にあるので、いつもはその華やかさを感じますが、ロームシアター京都では少し寂しげです。
この年末の顔見世興行では江戸歌舞伎と上方歌舞伎が共演するのが通例で、今年も上方歌舞伎の坂田藤十郎、扇雀親子をはじめ片岡仁左衛門さんなどが出演するようです。
私は以前、歌舞練場で「都をどり」を見たことがありますが、南座へはまだ行っていません。伝統芸能も文楽と能は見たことがありますが、歌舞伎はまだ見ていません。一度くらいは見るべきかと検討を始めました。
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