何歳になっても知らないことはたくさんあります。百歳になった人が、すべてのことにおいて百点満点の知識があるとは思えません。生きる上での知恵は、若い時に比べたくさんのことが身についているとは思いますが。
先日家族がまだ寝ている休日の早朝、早く起きた私は、新聞をじっくり時間をかけて読みました。目からうろこほどの知らなかったことを知ることができました。十二月に入り、花屋さんには、赤、白、ピンクなど色とりどりのシクラメンが並べられています。クリスマスに向けて盛り上がります。
このシクラメンの別名は篝火花(かがりびばな)と知りました。上に向かって反り返った花びらを、燃え立つ炎に見立ててとのことだそうです。シクラメンの花言葉は、うつむいて咲く姿から「はにかみ、内気、気後れ・・・」だそうです。まるで私みたい(?)と、シクラメンが大好きになりました。
絵本画家いわさきちひろの作品「戦火のなかの子どもたち」の冒頭には、
「赤いシクラメンの そのすきとおった花びらのなかから
しんでいったその子たちの ひとみがささやく
あたしたちの一生は ずーっとせんそうのなかだけだった」と書かれています。 この本はベトナム戦争の末期に完成した作品だと知りました。
三年前の夏に上高地へ旅行した帰り道、ちひろ美術館へ寄ったことを懐かしく思い出します。
新聞には多方面にわたる記事がいっぱいです。新しく出版された本の紹介もあります。新聞を隈なく読むのはとても面白いことです。知るを楽しむことができました。
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