2017年12月28日木曜日

好きな作家

 先日NHKの九時のニュースに五木寛之氏が出演されました。インタビューのコーナーでした。現在八十五歳になられていますが、執筆活動に燃えておられます。私は三十歳代後半頃から、五木寛之氏の著書を読み始めました。東京から三重へ引っ越して来た頃には、講演会にも出かけました。本も講演もひきつけられるところがあります。考え方に共通点があるように感じています。考え方に共通点があるということは、共感したり納得したり、そうそうと自分を認めたり、自分に自信をもたらせてくれます。
 ブームとなった終活も、私の場合は追い立てられるような思いですが、五木寛之氏は、「がらくたも宝の山」とおっしゃいます。振り返ると自分の後ろには、宝の宝庫があるということです。自分が歩いてきた道には、出会った人も物も宝として存在するのです。五木寛之氏は「私はゴミ屋敷に住んでいます」と言われます。終活、終活と、強迫観念にかられていた私は、私と同じ、同類項の方の強い言葉を聞いて少し気持ちが軽くなりました。

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