2016年11月9日水曜日

お出かけ(富士山へ-1)

 突然富士山を見に行こうということになり、バッグに必要最低限のものを詰め込み、京都を午後3時半に飛び出しました。これには理由があります。最近テレビで観たいくつかの番組が、富士山を取り上げていて美しい富士山の姿に感動しました。富士山の美しい姿に出会えるのは珍しいことです。こちらの都合で出かけても、微妙なお天気により富士山を見ることができるかどうかはわかりません。絶対に富士山を見ることができるというお天気情報を調べた結果、突然の出発となりました。
 ずいぶん前のことですが、東京に住んでいた頃、社宅の4階からは富士山の頂上がよく見えていました。家族で富士山へのドライブも数回しました。富士五湖を巡り、五合目まで行きました。また両親を乗せて富士山へドライブもしました。新幹線から富士山が見えることもたまにありました。遠くから見る富士山はなじみあるものです。今回は富士山をぐるっと周ろうというものです。
 京都から 名神、新名神、東名阪、湾岸道、そして今年春に開通した新東名を走るコースです。この日は日曜日だったのでたくさんの車が走っています。湾岸道で突然事故による渋滞に巻き込まれました。まったく動かず渋滞を脱するのに1時間もかかりました。新東名の新富士インターで高速道を降りました。予定では9時頃にはホテルに着くと思っていましたが、なんとホテルに着いたのは11時でした。富士山がそこにあるはずですが、まったく見えません。朝に期待して眠りました。
 とても良いお天気の一日が始まりました。その富士宮市にあるホテルの前には富士山が美しく大きな姿を見せてくれています。私達は「富士山、富士山」と大はしゃぎです。

ホテル玄関から、天気予報通り快晴のようです。

 一日で富士山をぐるっと周ろうという私達は、朝食をすませて8時半にホテルを出発しました。 始めにホテル近くの富士山本宮浅間大社にお参りしました。大鳥居から富士山がよく見えます。

富士講の方でしょうか?朝から観光バスが来ています

大鳥居の東奥に富士山



境内東側には、国の特別天然記念物に指定されている湧玉池があります。富士山に降った大量の雨や雪は、やがて麓のほうへ押し流され湧水として現れます。水温は年間を通して13°C、湧水量は毎秒3.6㎘だそうです。手をつけてみました。とても冷たく、素晴らしく透明できれいでした。水鳥たちが気持ちよさそうに泳いでいました。

昔から富士登山者はこの池で身を清めてから登山したそうです


底まで透明です

ごうごうと水が湧いています

湧水は神田川となって流れ出ていきます

五月には流鏑馬祭が行われ、11月の例大祭はたくさんの人で賑わうそうです。広い敷地に建つ本殿や拝殿を始め、30余の社殿は、関ケ原の戦いで勝利した徳川家康が、1604年(慶長9年)に大造営を行ったとのことです。



富士山信仰の浅間神社は全国に1300社もあるそうですがこの富士山本宮浅間大社が総本宮とされています。私達は富士山を眺めながら、しばらく境内を散策しました。






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