秋のドライブに出かけた私達は、丹波篠山から福知山へ、そして最後に亀岡へ寄りました。この日は亀岡祭の宵々山だったので、せっかくだから見て写真を撮りたいと思ったのです。亀岡祭は「丹波の祇園祭」とも呼ばれています。京都の祇園祭と同じように山鉾が巡行します。京都の祇園祭は7月ですが、亀岡祭は10月に行われています。京都府亀岡市鍬山神社の秋の例大祭です。鍬山神社は709年創祀の歴史ある神社です。亀岡は明智光秀が築いた亀山城の城下町として栄えました。時代の流れの中で亀岡祭は衰退をくりかえしていますが、町衆の祭りとして執り行われ現在に至っているそうです。亀岡祭には多くの観光客が訪れ、宵々山、宵宮、本祭の三日間は盛り上がり亀岡が一番賑わう季節とのことです。私達が亀岡へ着いたのは夕方で、もう薄暗くなっていました。山鉾のある町へと急ぎました。たくさんの人が集まっています。山鉾の上では、子供たちが祇園囃子を演奏しています。
着物を着た世話役の男性がそばにおられたので、ポアロ(夫)がいろいろお聞きしました。京都の山鉾に比べると、亀岡のは二回りほど小さいことや、飾りだけの取り外しで本体はそのまま鉾倉に収納することなど教えてもらいました。各山鉾町には「亀岡・あんどんの路」と名付けて、あんどんが1060基も設置されているとのことです。町内の民家の軒下には祭提灯がかけられています。
左に見えるのが鉾倉です |
私達は二ヶ所の山鉾町で、亀岡の山鉾を見ることができました。京都の盛大な祇園祭とはひとあじ違う亀岡祭を見て、長い歴史と伝統を継承する人達に感心しました。秋のドライブを終えて、京都への帰途につきました。
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