2016年11月25日金曜日

恒例の夢

 十一月も残すこと一週間をきり、昨日年末ジャンボ宝くじの発売が始まりました。ニュースでは、有名な宝くじ売り場にたくさんの人の行列ができているのを報じています。600人もの人の列ができたところもありました。東京有楽町の売り場には、北海道から来たという人もいました。東京では十一月の初雪が54年ぶりとのことでメディアは大騒動です。寒さにも負けることなく、たくさんの人が初夢を期待して年末ジャンボ宝くじを買い求めています。昨年に続き一等前後賞合わせて史上最高額の十億円です。その数字は想像もできないほどの高額なものです。私達夫婦も例にもれず、一年のクライマックスであるジャンボ宝くじを買うのが恒例となっています。歴史は古く何十年を刻んでいます。毎年、毎年、諦めることもせず、健気に買い続けています。それでも当たったことはありません。年末ジャンボを買ったたくさんの人の中の誰かがその夢を手にするのです。わかっていても、そう言われてもとても信じられません。でも買わなければ初夢を思い描くことは皆無となります。人によっては「そんなばからしいことに便乗しない」という人もいます。私の父は、師走の恒例行事として、宝くじを十枚買っていました。かわいい庶民の夢だと思います。私達夫婦は、途方もない大きな夢を思い描き、師走の一ヶ月を楽しく過ごします。にやにやして夢を語る私達は、庶民の代表です。

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