2016年2月3日水曜日

吉田神社節分祭

 今日は節分です。京都ではあちこちの神社や寺で、節分の行事が行われています。昨日の夕方、京都大学のそばにある吉田神社の節分祭に行ってきました。吉田神社は平安京の鎮守神として創建された神社で、節分祭は室町時代に開始されたそうです。22日・3日・4日の三日間にわたる節分祭は、800ほどの露店が出てたくさんの人が集まる有名な節分祭です。京都に住んで15年は経っているのですが、今回初めて吉田神社の節分祭に出かけました。





 たくさんの人で賑わっています。参道の両側にはいろんな露店が並び、おいしそうな食べ物のいいにおいがあふれています。本殿横の社殿では、神楽が奉納されています。雅楽に合わせて巫女さんが舞っています。




本殿の前にすごい人だかりができています。6時から行われる、災いを象徴する鬼を追い払う行事「追儺(ついな)式」を見ようと、1時間半も前から待っているとのことです。夕方になり気温も下がり、風も出てきている寒い中を、こんな早くから「追儺式」を見ようとする人達の熱心さに感心しました。「追儺式」は、平安時代の宮中で、旧暦の大みそかに行われていたとされています。「鬼やらい」とも呼ばれ、1928年(昭和3年)に神社が復興させたのだそうです。


本殿手前の社殿に、たくさんのいろんな品が陳列されているのが目にとまりました。抽選賞品と書かれています。最大のものは車です。京都老舗のお菓子からお酒、漬物まで、ありとあらゆる品が並んでいます。自転車もあります。タンスもあります。京都を代表する企業も出品しています。面白くてつい見とれてしまいました。それらの抽選賞品は、抽選券付き福豆を買って抽選に当たったらもらえるのです。吉田神社の名物になっているそうです。吉田神社の節分祭は、邪気や厄を除き幸福と平和な生活を願うと書かれていますが、参拝して、なお、おまけがついているようで、つい、にやけてしまいました。




私達は本殿へ参拝し、さらに奥にある大元宮までお参りしました。かなりの急坂ですがここにも老舗のお蕎麦屋さんなどが出店しています。大本宮には全国の郷土代表の神社がぐるっと回れるように取り囲んでいました。








この先には東側の浄土寺に抜ける道がありますが、私たちはここで折り返して元の道を帰りました。

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