今日は節分です。京都ではあちこちの神社や寺で、節分の行事が行われています。昨日の夕方、京都大学のそばにある吉田神社の節分祭に行ってきました。吉田神社は平安京の鎮守神として創建された神社で、節分祭は室町時代に開始されたそうです。2月2日・3日・4日の三日間にわたる節分祭は、800ほどの露店が出てたくさんの人が集まる有名な節分祭です。京都に住んで15年は経っているのですが、今回初めて吉田神社の節分祭に出かけました。
本殿の前にすごい人だかりができています。6時から行われる、災いを象徴する鬼を追い払う行事「追儺(ついな)式」を見ようと、1時間半も前から待っているとのことです。夕方になり気温も下がり、風も出てきている寒い中を、こんな早くから「追儺式」を見ようとする人達の熱心さに感心しました。「追儺式」は、平安時代の宮中で、旧暦の大みそかに行われていたとされています。「鬼やらい」とも呼ばれ、1928年(昭和3年)に神社が復興させたのだそうです。
本殿手前の社殿に、たくさんのいろんな品が陳列されているのが目にとまりました。抽選賞品と書かれています。最大のものは車です。京都老舗のお菓子からお酒、漬物まで、ありとあらゆる品が並んでいます。自転車もあります。タンスもあります。京都を代表する企業も出品しています。面白くてつい見とれてしまいました。それらの抽選賞品は、抽選券付き福豆を買って抽選に当たったらもらえるのです。吉田神社の名物になっているそうです。吉田神社の節分祭は、邪気や厄を除き幸福と平和な生活を願うと書かれていますが、参拝して、なお、おまけがついているようで、つい、にやけてしまいました。
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