何年前のことでしょうか、NHKで放送されていた「しばわんこの和のこころ」が、家族の話題になっていたことがあります。私が子供だった昭和30年代の人々の暮らしや子供達の遊びなど、その時代を取り上げていました。季節々の行事もありました。古くから伝えられてきたしきたりもありました。私とポアロ(夫)は、テレビを見ながら「そうそうこんな暮らしだったね」と懐かしみ、子供達は親が育った時代を「ふ-んそうだったの」と言いながら興味津々でした。私の実家によく似たセットが出てくるので、おじいちゃんやおばあちゃんにかわいがってもらった田舎での幼い日々を思い出し、田舎の暮らしと重ねて懐かしんでいるようにも見えました。
その放送が人気を得て、本やビデオも発売されました。長女はその本やビデオを買い愛読書にしていました。私達夫婦は、子供時代のいろんな慣習もついつい忘れがちになっていましたが、娘はしっかり意見を出すようになり、私達は驚きました。「しばわんこの和のこころ」は、日本の遠き良き時代となり、現代社会から見ると日本の原点のようです。娘はそこに憧れると言うのです。忘れてはいけないことも多くあり、大切なことは次世代へ伝えていかねばなりません。
娘は、野良部と称し、小さな庭に和花の種を植えました。今桔梗がきれいに咲いています。美しい紫色です。多年草なので毎年花を咲かせます。
萩も植えました。お月見の頃にはかわいい花が咲くでしょう。「しばわんこの和のこころ」のように、おだんごとススキと萩と一緒にお月見をしようと思います。枝豆がたくさん実をつけ、先日収穫しました。ポアロは「ビ-ルのおつまみだ」と喜んでいます。私も食べました。取れたてのホクホクさがありました。
今さつまいもが元気に育っています。どのぐらいの大きさのものがどのぐらい収穫できるのか楽しみです。小学校の教師をしている娘は、毎日ハ-ドな仕事で大変ですが、休みの日にはメダカの保育園の園長さんになり、ある時は野良部の部長として、やりがいを持っていきいきと動いています。癒やしにもなっているようです。私は農家の娘ですが経験も知識もなく、野良部の部員として部長にいろいろ教えてもらっています。
秋の収穫が楽しみなサツマイモ
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