2014年7月23日水曜日

ハラスメント

 この言葉をよく耳にするようになって久しい気がしますが、思いがけない分野でも使われていることを知って驚いています。ハラスメントとは、いろいろな場面での「嫌がらせ、いじめ」を言うこととされています。言った本人が何の悪意もなく発言したとしても、言われた人が不快に思い、尊厳を傷つけられたと感じ、不利益や脅威を与えられたりすることです。
いろんな種類があります。
  セクシュアル・ハラスメント
  アカデミック・ハラスメント
  パワ-・ハラスメント
  ジェンダ-・ハラスメント
  キャンパス・ハラスメント
  ドクタ-・ハラスメント
  モラル・ハラスメント
  アルコ-ル・ハラスメント
  スモ-ク・ハラスメント
など他にもまだまだあるかもしれません。
私が驚いたことは、血液型について口外することもハラスメントに当たるのだそうです。日本に住む日本人についてという枠内になりますが、人間業を何十年もしてくると、大まかな分類として誰でも四つの血液型のどこかにおさまると思っていました。100パ-セントとは言いません。大体自分はこれだと、各自が納得していると思ってきました。人間誰でも長所短所があり、見方を変えれば長所が短所だったり、短所が長所だったりするので、100パ-セントの断言断定はできないと思っていました。仲の良い友達とか、親戚とか、家族とか、何人かが集まれば血液型の話題で盛り上がります。5人集まればそれぞれの知人も含めてずい分の人数になりますが、100人ぐらいはすぐいきそうです。その100人の血液型について分類すれば、いつでも大体四つの型にはまります。四つの型に入らない異星人に出会ったことはありません。この話題をすることがなぜハラスメントになるのでしょう。思いつくことは、短所として羅列することが、言われた人の気分を害するのではということです。私が今迄に出会った人達は、自己分析ができていて、そのことが血液型と関係あると思い込み、信じきっているので、自分から「私は何型でこんな性格なのよ」と陽気に笑いながら言います。因みに私はAB型で、変人奇人と家族から言われています。日本人らしくなく、フランス在住の娘は「お母さんはフランス人よりフランス人」とからかいます。大まかな分類で書かれていることはほぼ当たっています。自分でも自分をわかっているので、言われても腹は立ちません。言葉の表現を変えてみたらどれも長所となります。大ざっぱは大らかに、神経質はよく気がつき配慮が行き届く、など、それを考えると面白いです。
 どこかの大学の教授さんが、調査研究の結果として、血液型と性格は何の関係もなくその根拠はないとおっしゃっています。人間業何十年の私にとっては不思議なことです。

この話題がハラスメントにならないように、常日頃から他者への思いやりと配慮をもって言動行動したいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿