本州、四国、九州に挟まれた内海、瀬戸内海に出会ったのは、今から40年前のことです。高校からの仲良し三人組で、淡路島へ1泊2日の旅行をしました。神戸三宮からフェリーで、淡路島へ渡りました。生まれて初めて見る瀬戸の海、穏やかな優しい波に揺られ、短い船旅を楽しみました。慣れ親しんでいる太平洋とは、大きく違う瀬戸の海です。出会った時から大好きな海になりました。
瀬戸内海には、大小あわせて3000もの島があり、無人島や周囲数メートルしかない島も存在するとのことです。小豆島へ行った時は、壺井栄作「二十四の瞳」の映画ロケ地となった小学校も訪ねました。私が音楽教室の講師をしていた時、私が乗って帰るバスや船を、教え子たちが追いかけて、見えなくなるまで手を振ってくれた光景は、「二十四の瞳」の大石先生になった気がしたものです。
本州と四国を結ぶ、本四架橋全てが完成したのは、1999年です。
瀬戸大橋(岡山県倉敷市児島と香川県坂出市を結ぶ)が1988年、
明石海峡大橋の夜景
明石海峡大橋(兵庫県神戸市垂水区舞子と淡路市岩屋を結ぶ)が、1998年、
しまなみ海道(広島県尾道市と愛媛県今治市を10本の橋で結ぶ)が、1999年です。
しまなみ海道の来島海峡大橋
本州と四国が橋で直結されるという、四国の人々の夢が実現されたのです。1988年に瀬戸大橋が開通した時には、愛犬二匹をつれて、家族四人で渡りました。そのあとも数回通っています。四国一周の旅をした時には、尾道からしまなみ海道を走りました。フェリーで、瀬戸の海を渡ったことも、数回あります。1998年に明石海峡大橋が開通し、その夏には、淡路島を通りぬけ、徳島まで阿波踊りを見に行きました。
中国地方から、瀬戸の海を眺めたことは、岡山県、広島県、山口県、それぞれの地から何回もあります。どこから見ても、瀬戸の海は、穏やかで静かな流れです。瀬戸内海を行き交うたくさんの船を眺め、ロマンに浸り、未来に夢を広げてしまいました。
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