2019年2月8日金曜日

紅梅・白梅


 梅の花が見頃となってきました。三重の家の川向かいにかつて鐘淵紡績の工場がありました。広大な敷地にはたくさんの建物があり、その中の大正12年(1923)に建築されたレンガ造りの原綿製品倉庫は現在市の文化財センター市民ギャラリー棟として使われています。私の子供の頃は、工場のサイレンが地域住民の時計がわりになっていました。現在は工場跡の広大な敷地は市の公園になっています。市民の朝夕の散歩コースです。休みの日には、たくさんの子どもたちで賑わいます。



 先日ポアロのおともをして、梅の花を見に行きました。その公園の一角に梅林があり紅梅・白梅がほのかな良い香りを漂よわせています。まだ少し寒いので、梅の花を見に来る人はまばらです。早速写真を撮ってもらいました。 








梅の木の本数は10本ほどで梅林と呼べる規模ではありませんが。紅梅・白梅は見頃で、枝垂れ梅はこれからのようです。テレビでは各地の梅情報を紹介していますが、京都へ戻ったら北野天満宮へ出かけてみようと思います。

2019年2月7日木曜日

新聞の力(言葉)


 現役世代の頃は、新聞のすべてに目を通すことはありませんでした。自分の興味関心のあるところだけ読んで、他はざっと見る程度でした。シニアライフとなった今は、情報源の一つとして、全紙面隈無く読んでいます。かつて父も庭周りの掃除など朝の仕事が終わった後には、新聞とメガネを持って、日当たりの良い場所で結構時間をかけて読んでいました。父の姿が思い出され、よく似た自分に苦笑しています。
 先日読んだ中に私の知らない言葉が出てきました。この歳になっても知らない言葉がたくさんあって、恥じ入っています。はっきりしない空模様を説明するのに「空に三つ廊下」という慣用句があるということです。初めて聞いた言葉です。降ろうか、照ろうか、曇ろうか、の三つの「ろうか」を「廊下」に掛けています。面白い言葉に目がとまりました。若輩者から見れば、一世紀も生きた人は何でも知っている生き字引のように思ってしまいますが、それは正しくないということがわかってきました。百年も生きれば人間としての知恵はつくと思いますが、知恵と知識は違います。専門家は専門分野に関して知識が豊富です。しかしすべてにおいてとなるとわかりません。新聞を読んで、新聞から幅広い知識を得たいと思っています。

2019年2月6日水曜日

驚きの光景(カモメ)


 三重の家の前を流れている二級河川の橋には、早朝非常にたくさんのカモメが集まっています。橋の欄干や電線にびっしりとまっています。京都の鴨川にもカモメはいますが、これほど多くのカモメが一ヶ所に集まっているのは見たことがありません。いつもカモメをかわいいと思って見ている私ですが、何百羽も集まっている光景には恐怖を感じてしまいます。ヒッチコックの映画「鳥」を連想してしまいます。いつか人間を襲撃してくるのではないかと心配してしまいます。







早朝6時半頃のことです。カモメの軍勢の中に人の姿がありました。エサをやっているようです。その人を取り囲むように数え切れないほどのカモメがいます。川の中へもエサを投げているので、川にも一極集中のようにカモメがわんさこいます。エサを取り合い激しく動いています。異常に思えるこの光景は気持ち悪くなるほどです。時間とともにカモメは分散していきますが、ゼロにはなりません。カモメもグループを作っているようで、リーダーのもと行動する感じです。カモメの生態はよく知りませんが、河口から6kmほど離れたこの場所へは朝に飛んできて午後には海へ帰っていくようです。街中ではカモメの糞害で問題が起きてくるようです。

2019年2月5日火曜日

郷土のはてな ?


 ふるさとを離れてほぼ半世紀、知っているようで知らないふるさとについて今さらながら驚いています。先日ポアロが喫茶店で読んだ雑誌に載っていたそうですが、「寝観音知ってる?」と聞かれて、初耳の私は驚きました。三重の家から見える伊勢三山の続きの山並みが、観音様の寝姿に見えることから寝観音と呼ばれているそうです。最近カメラに熱中しているポアロは、その写真を撮ってきました。
 
鈴の森公園から図書館越しに見た寝観音
 今まで何も知らずに見ていた山並みが、観音様の寝姿に思えてきたのは不思議なことです。父からもその話は聞いていませんでした。その山並みをじっと見ていると、観音様の美しいお顔が見えてくるのです。穏やかなお顔、慈悲深いお姿、ひとの心を魅了する寝観音です。


左端が伊勢三山の堀坂山、黄色い枠が寝観音

坂内川の堤から



2019年2月4日月曜日

節分・立春


 今日は2月4日立春です。立春の前日が節分で、我が家も夕食に恵方巻を食べました。2019年今年の恵方巻の方角は、東北東とのことで、頭を使いながら恵方巻をかぶりました。4時前にスーパーへ行ったのですが、恵方巻を買う人で賑わっていました。いろんな恵方巻があるので驚きましたが、私たちはシンプルなものを買いました。八福恵方巻という名で、穴子、海老、玉子、椎茸、干瓢、菜の花おひたし、胡瓜、桜おぼろが巻かれています。八福とは少し欲張りでした。豆まきはしませんでした。「鬼は外、福は内」と心の中でつぶやきながら、豆を少し食べました。

 

お寿司屋さんの店頭にも行列ができていました。子どもの時には、父がひいらぎと焼いた鰯の頭を串にさして、表玄関と裏出口に飾っていました。夜には父が豆をまき、皆が歳の数だけ豆を食べて節分の行事は終わります。今でも昔ながらの慣習をされているお家があるのでしょうか。疑問です。
 暦の上では春になりました。毎年のことですが、立春を迎えると「春は名のみの風の寒さや」を口ずさむ私です。「早春賦」は1913年(大正2年)に発表された唱歌です。日本の歌百選に選ばれています。この時期にぴったりの歌です。

「早春賦」
     春は名のみの風の寒さや
     谷の鶯歌は思えど
     時にあらずと声も立てず
     時にあらずと声も立てず

     氷解け去り葦は角ぐむ
     さては時ぞと思うあやにく
     今日も昨日も雪の空
     今日も昨日も雪の空

     春と聞かねば知らでありしを
     聞けば急かるる胸の思いを
     いかにせよとのこの頃か
     いかにせよとのこの頃か

2019年2月1日金曜日

モグラの活動


 三重の家の近くに市民のための公園、広場があります。春には桜のトンネルができ、花見の人で賑やかになります。先日散歩に出た時、面白い光景を目にしました。たくさんのポコポコ山ができているのです。よく見ると数え切れないほどのポコポコ山です。もっと観察してみると、新しいポコポコ山と古いポコポコ山があります。新しい方は掘り起こしたばかりという土で、一目瞭然です。古いと思われる方は、乾いた土と色とで数日経っているのがわかります。たくさんのポコポコ山を見ていると、モグラが忙しそうに動き回っている光景を想像してしまいます。










数年前には我が家の小さな庭にモグラの訪問があり、困らせられたことがありました。その時はどういうわけかポアロがモグラをつかみ、他所へ移動してもらいました。私は初めてモグラの顔を見たのですが、かわいいつぶらな瞳が印象的でした。家の近くにモグラの大家族が住んでいると思うと、都会では経験できない珍しいことだと感じます。ポコポコ山は、正式にはモグラ塚というそうです。

2019年1月31日木曜日

テレビの力(緑の光線)


 先日テレビから今まで知らなかった情報を得ることができました。題名に魅かれて観た映画「緑の光線」からです。この映画は、1986年フランス製作のものでヴェネチア映画祭で金獅子賞をとっているようです。


宇宙のことについては何も知りませんが、夕陽が水平線に沈む時、その瞬間に一瞬見える緑の光線です。映画のラストシーンで、主人公は緑の光線を見ることができました。夕陽が大好きな私は、そのシーンでとても感動しました。いろんな条件が重なった時に、見える緑の光線です。早速ネットで調べました。秋田県に住む男性は、緑の光線の写真撮影に成功したそうです。肉眼で実際に見ることができる緑の光線です。遅ればせながら、早速緑の光線を求めて行動を起こそうと思います。生涯に一度見ることができるかどうかの、緑の光線です。夢ができました。ワクワクしてきました。いつでも夢をです。

2019年1月30日水曜日

郷土の歴史


 誰にもあるふるさと、ふるさとを離れてほぼ半世紀、なおいっそうふるさとを想う気持ちが募ります。郷土の偉人について子どもの時に学んだと思いますが、「すごい人だな、偉い人だな」という遠い存在の印象があります。郷土の歴史についてもあまり関心がなく、無頓着に過ごしてきたように思います。三重の家の近くには図書館や市の文化財センターがあり、その中にはにわ館があります。できてずいぶん経っていますが、私はまだ行ったことがありません。
 ポアロは、三重にいる時は図書館や文化財センターへ足を運んでいます。仕事から離れた日々を意欲的に活動しています。大阪人であるポアロは、三重の歴史、地理にも大きな関心を寄せています。図書館は情報、知識を得られる宝庫です。先日は、私が生まれた地域についての歴史が書かれた本を読んでいました。お城の近くですが、昔は村という郡部でした。その中に字があり、それぞれに名主や庄屋がいました。ポアロが借りた本には、その時代の名主や庄屋についても詳しく書かれています。NHKの「ファミリーヒストリー」のように、自分が生まれた家の歴史や家系図を知ることができそうです。私の父は、ふるさとで生まれてふるさとで没しています。地理も歴史も大好きで、いろんなことを得意気に話していました。父の知っていることを、もっと熱心に聞いておけばよかったと後悔しています。





 ポアロが行ったはにわ館には、国史跡宝塚古墳から発見された「船形埴輪」が展示されています。平成12年(2000)に発見されました。その後も次々と学術的にも貴重な埴輪の発見が続いています。考古学者にとっては、魅力ある私のふるさとです。もっと郷土の歴史を学んで、自慢できるようになりたいと思います。










2019年1月29日火曜日

Kyoto art for tomorrow


 先日京都三条通りにある京都文化博物館の前を通った時に、たくさんの人だかりに誘われて中へ入りました。別館は、明治39年(1906)に竣工した日本銀行京都支店です。明治を代表する洋風建築として昭和44年(1969)に国の重要文化財に指定されました。当初の姿に修理復元し、保存するとともに無料で公開しています。ホール内では展覧会や音楽会も開催されています。


  この日は京都を中心に活動する新進の若手作家を紹介し、京都から世界へ発信していくことを目的として開催されたArt展の初日でした。ホール内には、圧倒されるほどの大きな恐竜もあります。中央部にはゴミのようなプラスティック製品が山積みされています。よく見ると子どもたちの大好きなアニメのキャラクターたちです。その数はすごいものです。色分けがされて青、黄色、緑、ピンクなど大きな流れを作っています。大きな恐竜もすべてゴミのようなプラスティックから作られています。












ホール内には、子どもたちもたくさんいます。子どもたちの目がキラキラ輝いて、作られた作品に興味津々です。私が知っているアニメのキャラクターもたくさんいます。アトム、ドラえもん、キティちゃん、ミフィーちゃん、スーパーマリオ、ピカチュウ、ちびまる子などですが、子どもたちはもっとたくさん知っていると思います。誰かの台詞で「ゴミは芸術だ」というのがありますが、このArt展を観ていると本当にその通りだと思いました。凡人の想像をはるかに超えて芸術を創造しています。この大作は藤浩志「ジュラ紀から受け継ぐ」という題がついています。今問題になっているプラスチックごみの危険性を訴えているようです。それをこのキャラクター達を使って表現しています。面白い発想だと感じました。とても面白かったです。開催期間は2月3日までです。 


2019年1月28日月曜日

近所のチコちゃん


 近所のチコちゃんは元気な4歳の女の子です。先日チコちゃんのおばあさんから聞いた話です。おばあさんには、息子さんが一人います。その息子さんが結婚して数年たってからチコちゃんが生まれました。息子さん夫婦は共働きをしています。おばあさんはチコちゃんの家から車で15分ほどのところに一人で暮らしています。チコちゃんたちとは同居していません。チコちゃんは毎日保育園へ行きます。核家族なので、保育園への送り迎えは両親がしています。仕事の都合で両親ができなくなった時には、おばあさんの出番です。孫であるチコちゃんの子育て支援を頑張っています。そして土日はおばあさんの家で、チコちゃん一家は過ごします。両親やおばあさんにかわいがられて、チコちゃんはすくすく育っています。チコちゃんは、おばあさんのたった一人の孫娘です。おばあさんの息子さんも一人っ子でした。息子さんにとって、チコちゃんはかわいいかわいい一人娘です。チコちゃんを自分の理想どおりに育てたいと思っておられるようです。チコちゃんの食べる物にも気をつけてしっかりチェックしているとのことです。甘いお菓子も食べさせないようにしています。
ある日、4歳になったチコちゃんは爆発しました。「おとうちゃんはうるさい!」と言ったそうです。その話を聞いて、私は「チコちゃん偉い!」と思いました。おばあさんやおかあちゃんが同じ台詞を言ったとしたら、きっとけんか勃発だと思います。チコちゃんのひとことで、おとうちゃんは苦笑いしながらもぎゃふんとへこんだのではないでしょうか。小さいながらもきちっと真実を見ているチコちゃんがいます。今さらながらこんな手があったのだと思っています。小さな子供の口を借りて「うるさい!」と言えばよかったと。