今年もホタルの季節がやってきました。先日木屋町高瀬川で恒例のホタルまつりが催されました。今年は行けませんでしたが、去年のホタルまつりを思い出します。
ホタルまつりの三日ほど前に、鴨川から高瀬川へ水を引き込むためのみそそぎ川へ行ってみました。日没間際に行ったのですが、やがて暗くなってもホタルの姿はまだありません。観光客の人も地元の人もたくさん集まっています。皆が「まだかな、まだかな」と言い合っていると、八時頃やっとホタルが飛び始めました。あちこちから歓声が上がっています。多くのホタルがタイミングを合わせて光ります。不思議な光景です。
いつものみそそぎ川で見るホタルより、たくさんのホタルです。暗闇の中を飛び交うホタルは、幻想的です。みそそぎ川では、地元の人たちが「ホタルを守り育てる会」を作って活動されています。その方々の努力、ご苦労によって、十年ほど前からみそそぎ川にホタルが戻ってきました。ありがたいことです。京都の町の中でホタルを観賞できるとは、本当に贅沢なことです。一年に一度のホタルとの出会いに感無量です。
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