2019年6月5日水曜日

ふるさとの風景(麦畑)


 先日グラウンドゴルフに行くのに、自転車で田園地帯を走りました。田植えのあとの稲は順調に育っています。田んぼに比べると少ない麦畑ですが、先日まで美しい緑色だった麦は、一面の銀波のようです。背は高く伸び、穂は充分実っています。




道路沿いに麦畑が多くあるように見受けられます。そんな中コンバインが忙しく動いています。麦の刈り入れです。刈り入れた麦は、すぐにトラックに移されます。コンバインとトラックの連携プレイです。数台のコンバインと数台のトラックが目に入りました。トラックはいっぱいになると、農協へ運んで行くようです。集積場へ運ぶのだと思います。田園地帯の中を走るトラックが目立ちます。 



 麦とは、コムギ、オオムギ、ライムギなどの、外見の類似したイネ科穀物の総称です。夏に愛飲する麦茶はオオムギからです。パンや麺類、菓子などはコムギからです。子どもの頃、実家では米とコムギを作っていました。すべての工程は人の手によるものです。便利になった今の農業事情からすると、気が遠くなるような作業です。夏が近づくと収穫した小麦を持って製麺所へ行き、そうめんと冷や麦を作ってもらいました。そうめんには、色つきのものが数本入ります。子供心にはそれがとても嬉しく、冷や麦よりそうめんを好みました。麦を収穫した時には、茎の部分を集めてストローにしたり、麦わら帽子や手芸の材料にしました。麦を収穫しているコンバインやトラックを見ていると、穂だけが対象のようです。子どもの頃の田園地帯の風景は様変わりしています。

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