2019年5月13日月曜日

東北桜旅(4)角館


 山形県天童市を出てから、国道13号線とところどころ開通している東北中央道を走りました。東北中央道は、新庄北インターで終了です。途中では、山形空港から月山、県境ではきれいな形の鳥海山の写真を撮りながら、一時半頃に秋田県に入りました。 
 
山形空港の向こうには月山が見えています

きれいな形の鳥海山
 国道を走っていると、馴染みある大型ショッピングモールに出会います。私のふるさと三重から全国展開へと成長したスーパーです。まるで王国を築いたかのように、全国に出店しています。道中私たちは、いくつものこの店に立ち寄りました。飲み物や食べ物を買ったり、トイレ休憩したりしました。親類でもないのに、成長し続けるふるさとの企業を内心誇らしく思うところがあります。応援もしています。二時半頃に、横手市に着きました。横手市は豪雪地帯で、昔から「かまくら」で有名です。何年か前からは、ラーメンでも有名になっています。

横手市も桜は満開です

街の中にはラーメン屋さんがたくさんあるようです

三時が過ぎた頃に、秋田県仙北市角館駅に到着し、写真を撮り土産物店を見たりしました。小さな駅ですが秋田新幹線の停車駅です。驚くのは外国人観光客の多さです。駅から観光道路が武家屋敷通りまで続いています。私たちも有名な武家屋敷通りへと向かいました。徒歩では15分ほどかかります。
  



 角館は、みちのく小京都と呼ばれています。私たちが訪れた日は、ちょうど桜まつりが行われていました。東北へ入って各所で満開となった桜を見てきましたが、角館は山深いのでまだ五分咲きほどでした。桧木内川そばの大駐車場に車を停めて、武家屋敷通りへと進みます。土産物店が並んでいます。武家屋敷通りにはたくさんの枝垂れ桜があります。

  







武家屋敷通りは、かつての侍町をそのままに今に至っているようです。いくつもの武家屋敷が並んでいますが、三千坪の邸内が広がる青柳家には目を見張ります。400年という歳月の重みとゆるぎない歴史が、圧倒的な存在感を示しています。京都から輿入れされたお姫さまが、枝垂れ桜を角館に持ち込んだとされているようです。樹齢の高い枝垂れ桜は、どれも大木となっています。





一時間ほど武家屋敷通りを散策しました。この日は台湾からの団体客で溢れていました。とても賑やかな武家屋敷通りでした。大駐車場の横を流れている桧木内川の川堤には、たくさんのソメイヨシノがあります。まだ蕾は固く、枝垂れ桜よりも開花は遅れているようです。案内のポスターには、見事なソメイヨシノの写真が載っています。素晴らしい光景です。角館の桜には、少しばかり早く来てしまったと思いました。
  


郊外のホテルに着いたのは、六時前でした。この日の走行距離は180.4キロ、所要時間は約7時間でした。この日の宿も温泉でした。

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