話題に上がるものは、時の話題、今なら平昌冬季オリンピック、時事問題、政治、などいろいろあります。性別、年齢によっても異なると思いますが、今振り返ってみると私の場合は年齢によって顕著です。私は女性、平均的な日本女性です。こんな言い方をすると、どういうのを平均的と言うのかと突っ込まれて怒られそうですが、これも時代です。十代の頃、友達と語り合ったのは、将来のこと、夢、恋、などバラ色の未来でした。二十代になると少し現実的になります。平均的な日本女性なので、結婚についての話題が多くなります。友人も一人二人と独身生活に別れをつげて、新しい人生に飛び込んでいきます。漠然と考えていた結婚というものが、現実味を帯びてきます。四人兄妹の末っ子で、いつまでも親の庇護を受けていた私は、結婚というものはとても難しい人生の選択だと思っていました。兄も、二人の姉も、お見合いで結婚しました。今では考えられないほど、お見合い結婚が主流の時代でした。いつも夢を見ている私には、信じられないお見合い結婚です。映画やドラマで見る、出会い、恋愛、その先に結婚があると思っていました。親にべったりの私を親から引き離し、新しい人生へと羽ばたく人との出会い、恋愛、そして結婚というストーリーです。
友人達も順番に親となりました。子育ての時代です。みんなが無我夢中で、家庭経営と子育てに必死でした。会うことも少なくなってしまいましたが、電話やたまに会った時の話題は、子供のこと家族のことでした。そろそろ子供が巣立って行く時期が来ました。そして子供達の結婚です。次は孫の登場です。スマートフォンにはかわいい孫達の写真です。みんなが「おばあちゃん」と呼ばれるようになりました。孫も成長していきます。この辺りから夫の定年に関する話題が多くなります。そして皆がシニアの仲間入りとなり、年金族になります。話題は子供のこと、孫のことから、老後の暮らし、健康問題へと変わっていきます。そして今は墓問題、終の棲家、です。親を見送り、次は自分達の番です。最期の迎え方に話題が集中します。
人の数だけの人生があり、最期の迎え方もいろいろです。人生いろいろです。今ブームとなっている終活も話題の一つです。今ポアロは中島義道著「明るく死ぬための哲学」の読書真っ最中です。読後感想を聞くのが楽しみです。
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