2017年2月22日水曜日

驚きの光景(猿軍団)

 先日京都から三重へ車で移動中のことです。久しぶりに田舎道を走ろうということになり、三重県庁所在地である津市の西部を通りました。山際の県道ですが、車はたくさん走っています。住宅がかたまっている集落もあり、学校もあり、工場もありますが、田んぼが広がっています。のどかな景色を楽しみながら車を走らせている、その時です。里山に挟まれて田んぼが続いている場所の細い農道に、石仏がたくさん並んでいると思った瞬間、その物体が動くのに気づきました。たいそうな数です。猿の軍団です。小さな猿の子供たちがたくさん走り回っています。まるで猿の幼稚園のようです。写真を撮りたいと思い、すぐにUターンしました。車はたくさん通り過ぎていくのに、猿の軍団は、慣れているようで気にもしていません。しかし私たちが車から降りて、バタン、バタンとドアを閉める音に敏感に反応し、猿の軍団は一斉に里山に走り込みました。80mほど離れているのに、猿軍団の行動には驚きです。





写真を撮る行動が、自分たちに危害を加えないと理解したのか、またあちこちから出てきました。そして猿の軍団は、元通りに遊びはじめました。子ザルたちは、はしゃいで走り回っています。毛づくろいする仲良しカップルもいます。田んぼの真ん中に、大きめの猿が堂々として動きません。きっとボスに違いないと思いました。



ボスざるが睨みをきかしています
 よく見るとすぐ近くに集落があります。里山で生きている猿軍団は、畑で作られた野菜を取りに行っているかもしれません。猿の害が出ていそうです。以前私たちはドライブ中に、猿を見たことが何度かありますが、今回のように30頭ほどの軍団を近くで見たのは、初めてのことです。たくさんの子ザルたちは、とてもかわいかったです。そのあと、鹿も見ました。道路には、「鹿、イノシシ、動物に注意」と書かれた看板がありました。夜真っ暗な中を走るのは、動物との交通事故が起きそうで危険です。今回の初めての体験は、とても楽しく嬉しかったです。

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