一月七日は無病息災を願う七草粥の日です。スーパーには「春の七草」がきれいにパックされてたくさん並べられていました。パックの表には「厄払いと健康を祈りつつ今年も元気に過ごせますように」と書かれています。親切なことに中には七草粥レシピが入っています。母は毎年作っていましたが、私は子供の頃にはおいしいと思わず真似ごとのようにほんの少し食べただけでした。その記憶からか結婚してからは数回作っただけで、そんなに気に留めることもなく現在に至ってしまいました。年を重ねたからでしょうか「無病息災を願う七草粥」「厄払いと健康を祈りつつ今年も元気に過ごせますように」と書かれた言葉が気になります。少しでいいから作ろうという気になり、七草粥のパックを買いました。
レシピを見ながら作りました。春の七草のせり、なずな、おぎょう、ほとけのざ、はこべら、すずな、すずしろ(下の写真)を熱湯でさっとゆでて、水にさらし、1~2㎝の長さに切ります。といだお米を30分ぐらい水切りしてから水を入れて火にかけます。沸騰し煮立ってきたところで弱火にし、30分から40分ほどゆっくり煮ます。お米がやわらかくなったら、塩、しょうゆを少量加えてあっさりと味つけし、七草を加えてしんなりするまで煮ます。
上品な薄味に仕上がりました。郷愁を誘う味です。健康への感謝と祈りを心の中でつぶやき頂きました。昔の人が考え、脈々と伝えられてきた日本人の知恵を感じました。
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