今年もいよいよ明日で終わりです。一年の過ぎる速さが歳を重ねるごとに早くなってきています。一年を感じる数値が(1/年齢)になっているからですね。百歳の方は(1/100)の速さで一年が飛んでいくのでしょうか。春夏秋冬があっという間に過ぎていくのはもったいないような気がします。ライフサイクルを考えた時、人生の春、夏は、立ち止まることもないほど、明るい未来への希望に満ちあふれていたように思います。充実期が過ぎ、穏やかな秋になり、思索も深まります。目の前には厳しい冬が待っています。明るい未来への希望とはほど遠いものです。それでも人生の旅路は最期まで続きます。
先日テレビで観た映画「天国から来たチャンピオン」(1978年)には考えさせられました。才能ある若きフットボール選手が、不慮の交通事故で将来を断たれます。現世と天国の中継地点に人々は集まり、飛行機に乗って天国へと飛び立つのですが、主人公はそれを拒否して他人の体に入り込み、自分の夢を実現するために生きるのです。そこで描かれていたのが、人の命にピリオドが打たれる時には、「最期」と「可能性」の二種類があるというものです。「最期」は天国へ行くというもので、「可能性」は天国への可能性があるということで決定ではないのです。主人公は「可能性」の方だったので、フットボールの大きな試合に出たいという思いを懇願して戻ってきたのです。主人公が夢を実現するために入り込んだ他人は大富豪で、彼はいろんなことを実行していきます。そして最後にはチャンピオンになるため、フットボール選手の体に入り込みます。恋人となる女性にも出会います。映画は全体を通してコミカルに描かれていました。
最後になりましたが、この一年私のブログを読んで下さった皆様に感謝します。これからもより深く思索を続けたいと思っています。
新しい年が良い年でありますように!
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