2016年12月26日月曜日

墓参

 先日我が家の野良部の部長(娘)が、この日のために育ててくれた寒菊を持ってお墓参りに行ってきました。寒菊は厳しい寒さの中で花を咲かせる菊です。枝がぐんぐん伸びてどうなることかと、突然変異なのかと思っていたのですが、十二月に入ってその名の通り、きれいな花を咲かせました。とてもいい薫りの花です。花の色は黄色です。供花としての緑の葉物の中で、黄色い寒菊はとても映えています。 



 婚家のお墓は、実家のお墓の隣にあります。お墓同士が同じ町内にある感じで、お墓参りする私達は助かっています。春のお彼岸、お盆、秋のお彼岸、お正月を迎える前など、年四回のお墓参りを続けています。他には法事の時です。私は子供の頃から祖母や父、母のお供をして、よくお墓参りをしました。結婚してからは、娘達をつれてお墓参りをしてきたので、娘達も菩提寺には親近感を持っています。お墓の掃除をして、線香、供花をあげ、墓石に水をかけて手を合わせ、亡き人達に想いを馳せます。御先祖様はたくさんおられるので、顔を合わせたのは、義父と、祖父母と父母だけです。愛する人達はここに眠っていると思うと、心の安寧を得られます。自分の命の源のような気がします。

 現世と来世、生と死、死後の世界、菩提寺、お墓についての捉え方や考え方は、人それぞれですが、私はお墓の大切さを強く感じます。命あるものは、旅を終えて最期は土に還ると考えているからです。最近では、散骨(海、山、樹木葬)墓じまい(お墓を廃して墓地を寺に返す)など、社会問題の一つになっているようですが、これらも時代とともに変わりつつある社会現象だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿