娘が企画運営しているobin旅行社の招待を受けて、シルバーウィークに奈良へ出かけました。奈良国立博物館で白鳳展が開かれていたので、それをメインに奈良行となりました。
奈良国立博物館は、今年で開館120年です。これを記念しての「白鳳展」です。シルバーウィークであり、最終日まであと3日ということで、列ができるほどのたくさんの人でした。白鳳は、7世紀の半ばから、710年に平城京に遷都するまでの間の文化や時代を指す言葉として、美術史学を中心に用いられてきたそうです。白鳳時代の仏像彫刻の特徴は、朝鮮半島や中国大陸から大きな影響を受けているとのことです。国宝になっている薬師寺の月光菩薩立像や聖観世音菩薩立像は、今までに見たような記憶がありますが、小さいものから大きいものまでたくさんの仏像を、知識のないまま説明を読んで鑑賞するだけでした。しかし仏像の美しさには、心に伝わる何かがあると感じました。10月24日からは正倉院展が始まります。今は亡き父は、元気だった頃には毎年正倉院展を観に奈良へ出かけていました。歴史や地理、神社、仏閣、仏像についても造詣が深かった父が偲ばれました。
白鳳展を観てから、かわいい鹿がたくさんいる奈良公園を歩きました。生まれてまだ日の浅いバンビたちがたくさんいて、観光客の人気者になっていました。
阿修羅像でおなじみの興福寺でご朱印をもらい、すぐそばの東向商店街へ行きました。
先日NHKの「ブラタモリ」で観た奈良基督教会へ入り、しばらく椅子に座りました。夜コンサートがあるとのことで、ハープの練習をされている方がおられました。この教会は1930年に建てられたもので、珍しい和風教会です。落ち着いた雰囲気の中で、美しいハープの演奏を聞くことができてラッキーでした。以前奈良に住んでいたことがある私ですが、この教会のことは知りませんでした。
興福寺のすぐ西にも入り口があります |
東向商店街に面した入口 |
階段上の正面が教会、左横が幼稚園です |
背部には立派なパイプオルガンがありました |
外も内も純和風の教会です |
奈良は私にとって12年間住んだ、なじみのある町なのに、まだまだ知らないことがたくさんあるということに気づきました。これから何度も奈良へ足を運ぼうと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿