シルバーウィークの三日目に京都市動物園へ行きました。平安神宮の近くにあります。私達は自転車で出かけました。動物園の前はよく通っていますが、中へ入るのは久しぶりです。日本で一番古い動物園は東京の上野動物園で、二番目に古いのが京都市動物園です。1903年(明治36年)に開園しています。
三十五年前幼い子供達をつれて、その頃住んでいた奈良から車で来ました。下の子はまだ歩くのもおぼつかなくて、私達は目が離せませんでした。二人の子供がおそろいの動物のリュックサックを背中にかけて、よちよち歩く姿はとても愛らしいものでした。出会うおばさん達が「まあかわいい」と言って目を細めて眺めて下さるのが、親として嬉しかったことを思い出します。
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35年前の猿山 |
三十五年ぶりに訪れた動物園は、シルバーウィークで大変な人出です。小さな子供連れの家族でいっぱいです。おじいさんもおばあさんも繰り出して、歩くのも一苦労です。どの動物の前にもたくさんの人です。列をなしています。始めにキリンを見に行きました。今年の三月に生まれたことをニュースで聞いていたので、どのぐらい大きくなったのかと興味津々です。非常に背の高いキリン達の中に、少し小さめのキリンがいます。生まれて半年でこんなにも背が高いとは驚きです。父の名は清水(キヨミズ)、母の名は未来(みらい)子供の名は嵐(アラシ)です。広い広い大草原を自由に走り回るキリン達を、狭いところに押し込めて「ごめんなさい」と思ってしまいました。首はとても長く見晴らし抜群です。ついつい童謡「キリンさんキリンさんどうしてお首が長いの」と歌ってしまいました。
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お母さんとお姉さんのようです |
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今年生まれた「嵐」くん |
そのあとフラミンゴ、カバ、シマウマ、レッサーパンダ、ペンギン、チンパンジー、ゴリラ、テナガザル、アカゲザル、ゾウ、クマ、キツネ、トラ、ライオン、ジャガーなど、園を一周してたくさんの動物や鳥類を見ました。ゾウの四人兄弟はとても面白くかわいかったです。特に一番下のゾウは、やんちゃでみんなをてこずらせる動きをして、観客を笑わせてくれました。最後には水の中に飛び込んでみんなの喝采を受けていました。またまた童謡「ぞうさんぞうさんお鼻が長いのね、そうよ母さんも長いのよ」と歌ってしまいました。
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人気の4頭の子象たちがオシクラマンジュウ |
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一頭だけ水浴びが大好きなようです |
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ショップで4頭の子象のトートバッグを買いました |
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レッサーパンダ |
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遠くを見つめるミーアキャット |
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みんなが見ている櫓にチンパンジーか? |
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ズームアップすると寝ころんだお母さんのおなかの上に赤ちゃんが! |
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迫力十分アムールトラ |
サル達の毛づくろいなのかノミとりなのかわかりませんが、お互いに触れ合う姿はほほえましい光景でした。
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35年前に乗った観覧車と汽車がまだありました |
動物園は少しずつリニューアルされて、以前に比べてとてもきれいになり、ミュージアムショップやレストラン、動物図書館、動物資料室もできました。出入り口も東口ができました。観覧車は以前と同じような少し低めかと思われるものです。私達は三時間ほど過ごし、三十五年の時を経て京都市動物園の今と昔を味わいました。
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