五連休となった今年のシルバーウィークは、ちょこちょこのお出かけをいくつかしました。そしてその最後に京都鴨川川床に出かけました。京都暮らしが始まって早十五年、途中十年は岡山へも行ったりしていたので正味は短いものです。その中で私は川床へまだ行ったことがありません。敷居が高く感じられ、観光客が行く所と思い込んでいました。しかし京都に住んでいながら、川床へ一度も行っていないとは、京都人の恥だと考え、思い切ってチャレンジすることにしたのです。
前日までの予約が必要とのことで予約もとりました。そして五時に店へ入りました。まだ誰もお客はいません。入ったお店は三条下る先斗町にあります。
三条大橋をたくさんの人が行き交います。鴨川の岸辺を散歩する人もたくさんいます。鴨川が眼下に流れ、比叡山、北山、東山が見渡せます。川床からの眺めはこういうものだったのだと、初体験の私はしみじみ、じっくり味わいます。今迄走る車の中から、歩く道から川床を眺めていた私が、みんなから眺められています。予約しておいたのはコースです。アルコールよりも食事がメインの私達は、お料理が出されるとすぐ写真を撮りあっというまにいただいてしまいます。テンポのあまりの速さに、シェフさんは驚かれていたことでしょう。
次第にお客さんも増え、いつのまにか満席になっていました。各お店が鴨川の脇流の「みそそぎ川」の上に張り出して設けているので、両隣のお店のお客さん達がお互いに丸見えです。この日は秋分の日、祝日です。見回せばやはり観光客の方が多いように思いました。日が落ち辺りは薄暗くなってきました。東山に月が出ました。
おいしいお料理をいただいてお腹もいっぱいになりました。最後にデザートです。そしてお店を出た時には、楽しい時間が二時間ほど経っていました。
主婦である私にとって外食は楽しみの一つです。上げ膳据え膳は夢物語です。長年の夢でありあこがれだった京都川床での食事を大満喫しました。今年の京都川床も九月三十日で終了しました。次回もまたまたその次も来たいと思っています。プチ贅沢に感謝です。
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