2015年2月21日土曜日

素敵なキャッチフレ-ズ

 先日の2月14日のバレンタインデ-に向けて、町のあちこちで商戦が繰り広げられていました。私は毎年ささやかな気持ちを込めて、ポアロ(夫)にチョコレ-トを贈ってきました。高価なものではなく、彼の好きなピ-ナッツが入ったチョコレ-トでした。それは定番になっていたので、世の中がバレンタインデ-、バレンタインデ-と賑やかに騒いでいることにも疎くなっていました。部外者のように冷めた目で眺めていました。ポアロは長年バレンタインデ-には、職場の女性達や学生達から、高いものであろうと思われるチョコレ-トをもらっていました。子供達が家にいた頃には、子供達からも、そして私からもプレゼントをしていました。子供達が独立し親元から離れ、夫婦二人になってからは、私からのささやかな小品になっていました。
 先日2月14日バレンタインデ-の日に、用事があってデパ-トの催事場のそばを通ったのですが、催事場はチョコレ-ト一色で、たくさんの女性客があふれ大盛況でした。ブランドと呼ばれる菓子メ-カ-が、この日ばかりと腕を競い、菓子職人達が実演販売もしていました。デパ-トの菓子売り場にも、普段は置いていないチョコレ-トばかりです。バレンタインデ-のための商品です。動物や花など形もいろいろ、色彩豊富で、飾りつけは素晴らしく、パッケ-ジも豪華です。どのブ-スもたくさんの人だかりです。私は物珍しくて興味をそそられ、催事場を一周しました。どれもこれも立派なものが並んでいます。それらの価格を見て驚きました。チョコレ-トに五千円以上もの価格がついています。
 バレンタインデ-のキャッチフレーズに目がとまりました。「大切な人にあなたの想いを」と書かれています。これは大変、私もこのキャッチフレーズにのらなければと思いました。「大切な人に私の想いを」ということで、チョコレ-トに託さねばなりません。しかしこんな高価なものでなくても、という思いが頭をよぎりました。それから私は催事場の中を、キョロキョロしながら何度も回りました。たくさんある店の中で、年配の女性が買っておられるのに気づき、私もそばへ寄って行きました。商品も気に入りました。価格は最高級品の半額ほどでした。

 「大切な人にあなたの想いを」素敵なキャッチフレーズです。今年のバレンタインデ-は、思いもかけず、このキャッチフレ-ズの「かも」となりました。

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