2015年2月13日金曜日

現代犬事情

 知人の御夫婦が最近犬を飼い始めました。ドイツ系のミニチュアシュナウザーという犬種です。彼らは共働きなので、昼間は愛犬が留守番です。マンション暮らしなので、小さな室内犬です。愛犬の名前は「なつ」です。女の子なので「なっちゃん」と呼ばれているそうです。「なっちゃん」に一目会いたいと思いながら半年が過ぎてしまいました。新しい年を迎えたある日、知人から電話がかかり「なつの散歩に近くまで来ているので会えますか」とのことで、私達は急いで出かけました。




 御夫婦は自転車で、「なっちゃん」は御主人が肩からぶらさげたバッグから顔を出しています。鴨川まで自転車で来て、鴨川公園で遊ばせるそうです。毎朝5時に起きて夫婦で「なっちゃん」の散歩に出かけ、夕方は当番制で早く帰った方が散歩に行くとのことです。「なっちゃん」は生後7カ月ですが、小さな体は赤ちゃんのようです。私達はシェトランドシープドッグと柴犬を飼っていたので、小さな犬はいくつになっても幼い子供のように見えます。「なっちゃん」は人見知りもせず、私達の呼ぶ声に喜んでそばへ寄ってきます。しばらくの間、大人4人が「なっちゃん」と遊びながら談笑しました。鴨川の河原は愛犬家に人気のある散歩道です。「なっちゃん」を遊ばせていると、いろんな犬が寄ってきます。ほとんど小型犬です。





 私が子供の頃は、犬といえば番犬として飼われ、今でも地方ではそうだと思いますが、都会では住宅事情により特にマンションでは、小型犬しか飼えません。犬はペットとして人間を癒す存在となりました。犬にも流行があると思います。25年ほど前は、ハスキー、ゴールデンレトリバー、ラブラドール、柴犬、シェルティーが人気者でした。今はトイプードル、チワワ、ヨークシャーテリア、ポメラニアン、マルチーズ、ミニチュアダックスなどの小型犬が人気を集めているようです。特に最近では、聞いたこともない珍しい名前の種類が増えています。家の近くにオープンしたペットショップには、小さな種類の赤ちゃんがたくさんいて、いつも人だかりができています。ガラス越しに見ているだけでも本当にかわいいです。

「歌は世につれ 世は歌につれ」ということわざがありますが、現代犬事情は「犬は世につれ 人は犬につれ」と感じました。

0 件のコメント:

コメントを投稿