突然ですが、先日ブログに取り上げた「ボーッとしている時」を過ごしました。夕方物書きをしている時のことです。ふと外を見ると、太陽がちょうど山の向こうに沈むところでした。夕日の美しさに見とれ、しばらく「ボーッとしている時」の中で、一刻一刻と移りゆく黄昏を眺めていました。自然のおりなす素晴らしい光景です。ふるさとの山並みの向こうへ夕日が落ちていきます。
川面には夕焼けのオレンジ色が映っています。空も夕焼けで美しいオレンジ色です。夕日は「さよなら、また明日」と言っているようです。
夕日が消えたあとも、空の色は微妙に変化し、山の端がくっきりと浮かびます。
カール・ブッセ(ドイツ)作、上田敏訳「山のあなた」(山のあなたの空遠く、幸住むと人の言う)が、思い出されました。
日が沈み徐々に薄暗くなり、それでも山の向こうには、まだ夕焼けの名残りがあります。残照も感慨深いものです。
私は、一時間近くこの美しい光景を眺めていました。「ボーッとしている時」を過ごせて、幸せな気持ちになりました。
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