今日6月6日は亡き父の誕生日です。十年前に亡くなった父が、今日の誕生日を迎えることができたなら九十八歳です。日本が世界一の長寿国となり、長命の方がどんどん増えています。日本の男性の平均寿命が七十九歳ですので、父はそれよりは長い寿命でした。
そしてもう一つ今日6月6日は、京都平安神宮の神苑が無料公開されました。私達は朝から出かけました。すでにたくさんの人が列をなして、ぞくぞくと神苑に入っていきます。
平安神宮神苑は、南神苑・西神苑・中神苑・東神苑の四つからなっています。それぞれの神苑は、四季の移り変わりを見せてくれます。春の南神苑は八重紅枝垂桜、初夏の西神苑は花菖蒲・かきつばた・睡蓮、秋の中神苑は紅葉、冬の東神苑は雪の泰平閣が見事です。
今日はちょうど見頃に咲いているたくさんの花菖蒲を見ることができました。みなさん写真をたくさん撮っておられました。花菖蒲もいろんな色があります。白・薄紫・紫・赤紫など、色とりどりで背筋をピンと伸ばしたように咲き誇っています。
花菖蒲の咲いている池には、睡蓮もちょうど見頃で、色は白・ピンク・赤紫がありました。また河骨(こうほね)という名の花も黄色の花を咲かせていて、この季節は池全体がまるで開花宣言でもしたかのように、一斉に美しい花を咲かせていました。神苑に入ったところから、私は木々や植物の名前をメモに書き始めたのですが、その種類はあまりにも多くて整理できなかったので、またいつか報告したいと思います。
西神苑から中神苑へ進むと、池にはかきつばたが満開で、この池にも睡蓮がたくさんありました。
次に東神苑に進むと、尚美館(貴賓館)と泰平閣(橋殿)があります。二つとも古い建物です。尚美館を眺めながら池の周りを歩いて、最後に泰平閣を渡り出口に行くようになっています。
十年ほど前の春のことですが、「平安神宮紅枝垂桜コンサ-ト」に家族で出かけました。加古隆さんのコンサ-トで、彼の作曲した曲はNHKでよく流れていて、我が家族はファンになっていました。ライトアップされた紅枝垂桜を眺めながら、加古隆さんの演奏にうっとりと聴きほれたあの時を懐かしく思い出しました。舞台はこの尚美館でした。
次に平安神宮神苑が無料公開されるのは、9月とのことです。また出かけたいと思っています。
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