先日京都三条にある回転寿司屋へ夫婦で出かけました。夕食の時間帯だったので混雑を覚悟して行きました。お店へ入るとたくさんのお客でにぎわっています。一階は満席とのことで二階へ上がりました。一階を通り抜ける時、お客さんの中に外国人の姿が多いことに気付きました。そして二階へ上がると食べている人はみんな外国の方だったのです。周りを見回すと、中国か韓国のアジアの人、フランスの人、英語圏の人、日本人は私達だけです。私は一瞬「ここどこ」という思いが頭をよぎりました。席に着いた私は「ここは日本、京都三条、回転寿司のお店」と頭の中で整理しました。私達が席に座った時から、皆さんの視線を感じます。日本にいるのに、外国人から、まるで「あの人達は日本人ね、どういうふうにお寿司を食べるのかしら」と見られているようです。私の隣のグループは、三組の熟年カップルです。パッと見たところ、いかつくてフレンドリーより少し遠い印象を持った私は、少し緊張しながら食べ始めました。隣のグループは食事も終わりに近いようです。寿司皿が積み上げられています。皆さんの会話が聞こえてきます。どうも英語、フランス語ではないようです。ドイツの方達かなと思っているところへ、通訳の日本人男性が来て、これからの予定を説明しています。私の隣の女性と目が合って、お互いに笑顔を交わしました。いろいろしゃべれるとどんなにいいかと思いながらも、私はしゃべれませんでした。突然ポアロ(夫)が「Germany?」と尋ねました。彼女は「Yes Germany」と言いました。そしてそのグループは立ち上がり、店の人がお皿の数を数えて伝票を渡すと、グループの中の女性が「どうも」と言って笑いが起こりました。京都三条辺りにはホテルがたくさんあります。これから食後の散歩に出かけられるようでした。
世界中に日本食ブームが起こり、その中でもお寿司は人気ベストワンです。世界の主要都市には、お寿司屋さんがあるようです。南仏モンペリエにもあります。私達が今迄に行ったロンドン、パリにもありました。
日本へ観光旅行に来る外国人もどんどん増えています。先日京都市が発表した去年の京都市への観光客数は、5162万人で過去最多を更新したそうです。外国人宿泊客も前年を3割上回る113万人に達し、初めて100万人を突破しました。
外国人宿泊客の国・地域別人数
台湾 23万人
米国 16万人
中国 11万人
タイ 2万人
とのことです。
たくさんの外国からのお客さまにおもてなしをするには、やはり語学力を身につけねばと、私はつくづく感じました。
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