2019年2月28日木曜日

春の訪れ1(鶯)

 三重の家の東側は、小さな川をはさんで実家の藪に隣接しています。大木となったクスノキやマユミ、エノキそれに竹藪などたくさんの木々には、いつもいろんな鳥が集まってきます。二日前から鶯の発声練習が始まりました。鶯の健気な発声練習は、朝の7時から9時までの時間帯です。



誰の耳にも、鶯のつたない声がわかります。毎年のことながら、鶯の発声練習に春の訪れを感じています。鶯の生態は知りませんが、春の訪れを告げるつたない歌声は、幼い鶯を想像してしまいます。正調のホーホケキョがいつ聞けるのか期待しています。

2019年2月27日水曜日

近所のおばさんの畑


 三重の家の近くに住んでおられる女性は、野菜作りの達人です。八十歳近いと思いますが、とてもお元気です。手広く田んぼもされています。広く続く田んぼの隅に、畑があります。季節々の野菜を育てておられます。買い物に行く時は畑の前を通るので、いつも観察させてもらいます。






 プロの野菜作りは、野菜の育ち方が違います。栄養いっぱい、元気いっぱいで、素晴らしい成長です。家庭菜園や貸し農園で、趣味として野菜作りをされているシニアの方もおられます。一次はブームになったほどです。愛情を注ぎ、手塩にかける野菜作りは、苦労もあると思いますが、育てる喜びのほうが大きいのかもしれません。もぎたて、採りたての野菜の味は格別なのだと思います。この畑は3月になると一時的に隣りの田んぼの苗代になります。



2019年2月26日火曜日

進化する京都御苑


 先日北野天満宮へ梅を見に行った帰りに、京都御苑へ寄りました。以前来た時に休憩所の建て替え工事がされていたので、そろそろ完成する頃だと思い様子を見に寄りました。休憩所は目を見張るほど生まれ変わっていました。モダンな木造建築です。京都らしさを出した工夫を感じます。私たちが、京都に住み始めて早二十年が経っています。時折々に京都御苑を散策する私たちが見慣れた休憩所は、歳月を感じさせるものでした。その古い休憩所が、斬新な建築物に生まれ変わったのです。







今流行りのカフェのようです。誰でも自由に利用できます。簡単な飲食のメニューも提供されています。京土産の売店もあります。中へ入ってみました。休憩所で寛ぎながら、御苑を見渡せることができます。京都御所が近いので、守衛さんや、見学に訪れる人達の姿が見られます。休憩所の周りには、芝生が広がっています。そしてたくさんの木々があります。休憩所の近くには大駐車場があります。手洗い所も新しく造られています。国民に開かれた京都御苑です。京都御所や仙洞御所、京都迎賓館も公開しています。天皇陛下御在位三十年の記念すべき24日は、京都迎賓館が無料で公開されていました。

2019年2月25日月曜日

梅便り(北野天満宮)


  先日北野天満宮へ梅を見に行きました。京都市上京区にあります。今出川通りに面しています。今年初めてのチャリダークラブで行きました。自宅から40分ほどです。平日なので人出は少なく、ゆっくり梅を鑑賞し、写真をたくさん撮りました。紅梅、白梅、薄桃色、いろんな梅が見頃となっています。







枝垂れ梅は、少し遅咲きかと思っていると、場所によっては咲いているのもありました。梅の良い香りが漂っている中を散策するのは、早春を感じます。北野天満宮といえば、菅原道真公と牛です。境内にはたくさんの牛の像があります。菅原道真公が牛に助けられ、今も牛に守られているという伝説です。



菅原道真の詠んだ歌が、門のところに書かれていました。

 東風吹かば にほいおこせよ梅の花 あるじなしとて 春を忘るな


 道真公を慕って大宰府天満宮(福岡県)まで飛んでいった梅、飛梅伝説もあるそうです。

 毎月25日には天神市が開催されています。毎月21日に開催される東寺の弘法市と並んで有名です。今度は天神市を見に行こうと思います。


2019年2月22日金曜日

探査機はやぶさ2


 2014年12月3日に打ち上げられた探査機はやぶさ2が4年2か月かけて無事小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功しました。小惑星リュウグウは、地球と火星の間にあります。地球とリュウグウの距離は、約3億4000万キロあるとのことですが、想像もつきません。はやぶさ2は、今日の午前8時ごろにリュウグウ表面にタッチダウンし、岩石のかけらの採取に成功したようです。ワクワクドキドキしながら、たくさんの人が見守っています。そして2020年末に地球に帰還するそうです。



 人間が初めて月面着陸したのは、半世紀前のことでした。世界中の人が見守り続ける中で、宇宙飛行士が月の上を歩いています。科学技術の発展が、人類の叡智が夢を実現した瞬間でした。大きな感動と喜びと驚きで、テレビ中継にくぎ付けになりました。
 はやぶさ2の快挙は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の皆さんの汗の結晶です。未知の世界を教えてもらうのが、とても楽しみです。

2019年2月21日木曜日

気にする人しない人(賞味期限)


 食べ物に記載されている賞味期限について、気にする人としない人がいるのに気付いて以来とても面白いことだと思っています。大まかに分析すると、男性の方が神経質なようです。女性は、神経が太いのでしょうかそれほど気にしません。認知症の人は別として、賞味期限が少しぐらい過ぎていてもどうってことはないと考えます。これは私の個人的意見なので、女性の中にも神経質な方もおられるかもしれませんが。私とポアロも典型的なこのパターンです。ポアロはいつでも何に対しても、まず賞味期限を確認します。日が過ぎていれば、すぐゴミ箱行きです。とっさに私は「もったいない、もったいない、このぐらいで死にはしません!」と、食べ物を取り戻します。喧嘩勃発ですが、日常茶飯事のことです。
 賞味期限が過ぎたものを食べれば、病気になって死に結び付くと恐怖のように反応するのです。もったいない意識の強い私は、賞味期限が大幅に過ぎても平気の平左です。戦後生まれの私は戦争を経験していませんが、食料難の時代の話や、戦地での食べ物の悲惨な状況を聞いて、人間の強さを信じています。ちょっとのことで人間はへこたれません。日本が豊かな国になり、物質的には困りません。物が溢れています。もったいない意識も薄らいでいます。賞味期限について、そんなに神経質にならなくてもよいと思いますが、反応は個人の自由です。喧嘩が起こらないために、賞味期限内に食べるように心がけようと反省はしています。

2019年2月20日水曜日

スーパームーン


 昨夜はスーパームーンでした。近畿地方はあいにくの雨で、スーパームーンを見ることはできませんでした。テレビの報道番組で、各地の美しいスーパームーンを見せてもらいました。月と地球が、今年一年の中で最接近し、雲がない場所ではふだんよりも大きくて明るい満月、スーパームーンが見られます。大きさも明るさも17%程度アップするということです。


  スーパームーンの前を横切る飛行機とスーパームーン、スーパームーンの前を通るツルとスーパームーン、そんな写真も見せてもらいました。自然が織りなす芸術のようです。ロマンあふれる、とても美しいスーパームーンでした。



2019年2月19日火曜日

テレビの力(光の春)


 昨日四時頃出かけた時に私は春を感じました。厳しかった寒さが少し和らぎ、風はなく、太陽の光が溢れ、その陽射しの中に春を感じました。タイミングよく夕方六時半からのNHK京都放送局「京いちにち」の中でぴったりの言葉を耳にしました。「光の春」です。初めて聞いた言葉です。
 気象予報士による解説「天気のツボ」で教えてもらいました。「光の春」とは、まだ気温は低いけれど太陽の光で春を感じるということです。昨日の京都の日照時間は4時間27分とのことで、今から日に日に長くなっていきます。
夜は美しい満月を見ることができました。自宅のリビングから東山に出た満月を見ることができます。隣のお寺の本堂の上に上がった満月に、しばし見とれてしまいました。
気象予報士の解説で、今日二月十九日は二十四節気の一つ雨水に入るとのことでした。雪が雨に変わるという雨水です。三月五日までの期間です。その言葉通り今日は一日中雨です。気温も上がっています。静かな日々の中で、季節は冬から春へと移っていきます。

2019年2月18日月曜日

京都マラソン2019 


 昨日京都マラソン2019が開催されました。参加者は一万六千人を超えています。西京極総合運動公園を出発し、平安神宮を目指します。ペア駅伝は府立植物園が中継点になっています。スターターは京都市長です。山中教授や100mメダリストの朝原氏の顔もあります。京都マラソンの魅力は、7つの世界文化遺産(天龍寺、仁和寺、龍安寺、金閣寺、上賀茂神社、下鴨神社、銀閣寺)が存在するルートを走ることです。他にも数多くの観光名所を眺めながらのルートです。良いお天気に恵まれて最高のマラソン日和でした。   
嵐山、嵯峨、衣笠、上賀茂、鴨川、御所、市役所、平安神宮と巡ります

自宅前の河原町通りはコースになっており、35km地点の市役所前でUターンします。道路片側を使って、二方向のランナーが走っていきます。先頭が通り過ぎて一時間ほど後には、市民ランナーのラッシュです。たくさんの人たちが走る姿は、声援をおくるみんなに元気を届けてくれるようです。

35㎞地点、先頭通過

先頭から1時間くらい経過
自宅前は行き帰り往復通行でラッシュアワー

地元各町内からボランティア参加 6時間立ちっぱなしでご苦労様です
 沿道盛り上げ隊は、各所で音楽演奏やダンスなどのパフォーマンスでエールを送ります。今回は大会新記録が出ました。2時間16分27秒です。約1万5千人のボランティアが大会を支えてくれました。ランナーの皆さん、ボランティアの皆さん、本当にお疲れ様でした。


2019年2月15日金曜日

未知の国(マリ)


 先日アフリカを舞台にした映画「愛と哀しみの果て」を観てから、アフリカに魅了されている私ですが、昨日嬉しい驚きをもらいました。ブログを書いた日は読者の記録を残しているのですが、昨日初めてアフリカのマリの方が登場しました。早速地図を広げて勉強しました。アフリカ大陸には、54もの国があります。いくつかの国名は挙げられますが、一握りほどです。マリについては、国名として記憶はありますが詳しくは知りませんでした。マリは西アフリカに位置しています。 



アルジェリア、モーリタニア、セネガル、ギニア、コートジボワール、ブルキナファソ、ニジェールなどの国に囲まれています。首都は、バマコで、共和国です。公用語はフランス語です。隣接するセネガルは、娘の職場の同僚がセネガル出身なので、聞き慣れた国名ですが、マリは未知の国です。ポアロは高校の時に、マリのトンブクトゥについて習ったとのことで覚えていました。トンブクトゥの歴史地区は、世界文化遺産に登録されているそうです。金、象牙、塩などの交易品が行き来するサハラ砂漠の通商路において、重要な中継地として都市へ成長し、莫大な富が集まる重要都市になったとのことです。未知の国マリをはじめとして、アフリカの国々についてもっともっと学びたいと思っています。そして小さな夢を大きく膨らませたいと思います。今回私のブログを読んで下さったマリの方に感謝しています。

2019年2月14日木曜日

夢(世界一周)


 みんなの夢を実現している人が身近におられることを知って、嬉しくてワクワクしています。ポアロの友人は、現在世界一周の旅に出ておられます。三か月かけての世界一周です。南半球を回るコースとのことです。PEACE BOATで世界一周です。みんなの夢を実現するには、いろんな力が必要です。気力、体力、行動力、思考力、そして経済力です。誰にでも真似できることではありません。彼は前もって社交ダンスを習いに行っておられたと聞いています。興味、関心、好奇心は旺盛な人のようです。歳とともに下降気味となるいろんな力を、持ち続けてこられたいつも青春といった人のように感じてしまいます。いつかお話しを聞けたらいいなと、そんな日が来るのを楽しみに待ちたいと思います。



 先日観た映画「愛と哀しみの果て」(1985年アメリカ)は、東アフリカを舞台にした物語でした。今のケニアの大自然とその美しさに魅了されました。海外旅行が難しかった時代は過ぎ去り、誰でも自由に海外旅行を楽しめるようになりましたが、アフリカとなるとまだ二の足を踏む人が多いように思います。そんな中でも十年以上前に、ご夫婦でアフリカ縦断の旅をされた知人がおられたのを思い出します。当時六十代のご夫婦でした。私はもっと若い時に、アフリカへ行っておいたらよかったと悔やみます。船旅での世界一周なら参加できそうです。寄港地での観光もあり、アフリカのどこかへも寄港するかもしれません。小さな夢を膨らまそうと思ってきました。いつでも夢をです。

2019年2月13日水曜日

退院


 大腿骨骨折で入院手術をしたまんたん(義母)が昨日無事退院しました。一月二十日に緊急入院して24日間で退院することができました。ちょうど一年前にも左大腿骨骨折で入院手術したのですが、今回は一週間早く退院できてやれやれです。リハビリも術後すぐから始まり、一人歩行は無理ですがつかまり立ちはできて移動は車イスに乗せてもらいます。
 今回の経験で気づいたことは、歳とともにつまずきやすくなり転倒はいつ起こっても不思議ではないということです。高齢者にとっては、骨折は日常茶飯事のことのようです。高齢者は後期高齢者だけではありません。還暦を迎える頃から注意しなければなりません。自分は若いと思っている人こそ要注意です。謙虚な姿勢で、自分は高齢者の仲間と思い、いつでもどんな時でも「くわばらくわばら」と唱えましょう。超高齢者になれば誰でも襁褓(むつき)のお世話になると思いますが、少しでも回避するために骨折には気をつけねばなりません。

2019年2月12日火曜日

野に咲く花


 四季を通して野に咲く花はたくさんあります。今の厳しい寒さの中でも可憐な花が咲いています。名前は知らなくても、野に咲く花を見るとホッとします。安らぎをもらえる気がします。そして大好きな歌「野にさく花のように」を口ずさんでしまいます。



「野にさく花のように」   作詞 杉山政美
              作曲 小林亜星

野にさく花のように     風に吹かれて
野にさく花のように     人を爽やかにして
そんなふうに  僕たちも  生きてゆけたら素晴らしい
時には暗い人生も      トンネルぬければ夏の海
そんな時こそ  野の花の  けなげな心を知るのです

2019年2月8日金曜日

紅梅・白梅


 梅の花が見頃となってきました。三重の家の川向かいにかつて鐘淵紡績の工場がありました。広大な敷地にはたくさんの建物があり、その中の大正12年(1923)に建築されたレンガ造りの原綿製品倉庫は現在市の文化財センター市民ギャラリー棟として使われています。私の子供の頃は、工場のサイレンが地域住民の時計がわりになっていました。現在は工場跡の広大な敷地は市の公園になっています。市民の朝夕の散歩コースです。休みの日には、たくさんの子どもたちで賑わいます。



 先日ポアロのおともをして、梅の花を見に行きました。その公園の一角に梅林があり紅梅・白梅がほのかな良い香りを漂よわせています。まだ少し寒いので、梅の花を見に来る人はまばらです。早速写真を撮ってもらいました。 








梅の木の本数は10本ほどで梅林と呼べる規模ではありませんが。紅梅・白梅は見頃で、枝垂れ梅はこれからのようです。テレビでは各地の梅情報を紹介していますが、京都へ戻ったら北野天満宮へ出かけてみようと思います。

2019年2月7日木曜日

新聞の力(言葉)


 現役世代の頃は、新聞のすべてに目を通すことはありませんでした。自分の興味関心のあるところだけ読んで、他はざっと見る程度でした。シニアライフとなった今は、情報源の一つとして、全紙面隈無く読んでいます。かつて父も庭周りの掃除など朝の仕事が終わった後には、新聞とメガネを持って、日当たりの良い場所で結構時間をかけて読んでいました。父の姿が思い出され、よく似た自分に苦笑しています。
 先日読んだ中に私の知らない言葉が出てきました。この歳になっても知らない言葉がたくさんあって、恥じ入っています。はっきりしない空模様を説明するのに「空に三つ廊下」という慣用句があるということです。初めて聞いた言葉です。降ろうか、照ろうか、曇ろうか、の三つの「ろうか」を「廊下」に掛けています。面白い言葉に目がとまりました。若輩者から見れば、一世紀も生きた人は何でも知っている生き字引のように思ってしまいますが、それは正しくないということがわかってきました。百年も生きれば人間としての知恵はつくと思いますが、知恵と知識は違います。専門家は専門分野に関して知識が豊富です。しかしすべてにおいてとなるとわかりません。新聞を読んで、新聞から幅広い知識を得たいと思っています。

2019年2月6日水曜日

驚きの光景(カモメ)


 三重の家の前を流れている二級河川の橋には、早朝非常にたくさんのカモメが集まっています。橋の欄干や電線にびっしりとまっています。京都の鴨川にもカモメはいますが、これほど多くのカモメが一ヶ所に集まっているのは見たことがありません。いつもカモメをかわいいと思って見ている私ですが、何百羽も集まっている光景には恐怖を感じてしまいます。ヒッチコックの映画「鳥」を連想してしまいます。いつか人間を襲撃してくるのではないかと心配してしまいます。







早朝6時半頃のことです。カモメの軍勢の中に人の姿がありました。エサをやっているようです。その人を取り囲むように数え切れないほどのカモメがいます。川の中へもエサを投げているので、川にも一極集中のようにカモメがわんさこいます。エサを取り合い激しく動いています。異常に思えるこの光景は気持ち悪くなるほどです。時間とともにカモメは分散していきますが、ゼロにはなりません。カモメもグループを作っているようで、リーダーのもと行動する感じです。カモメの生態はよく知りませんが、河口から6kmほど離れたこの場所へは朝に飛んできて午後には海へ帰っていくようです。街中ではカモメの糞害で問題が起きてくるようです。

2019年2月5日火曜日

郷土のはてな ?


 ふるさとを離れてほぼ半世紀、知っているようで知らないふるさとについて今さらながら驚いています。先日ポアロが喫茶店で読んだ雑誌に載っていたそうですが、「寝観音知ってる?」と聞かれて、初耳の私は驚きました。三重の家から見える伊勢三山の続きの山並みが、観音様の寝姿に見えることから寝観音と呼ばれているそうです。最近カメラに熱中しているポアロは、その写真を撮ってきました。
 
鈴の森公園から図書館越しに見た寝観音
 今まで何も知らずに見ていた山並みが、観音様の寝姿に思えてきたのは不思議なことです。父からもその話は聞いていませんでした。その山並みをじっと見ていると、観音様の美しいお顔が見えてくるのです。穏やかなお顔、慈悲深いお姿、ひとの心を魅了する寝観音です。


左端が伊勢三山の堀坂山、黄色い枠が寝観音

坂内川の堤から



2019年2月4日月曜日

節分・立春


 今日は2月4日立春です。立春の前日が節分で、我が家も夕食に恵方巻を食べました。2019年今年の恵方巻の方角は、東北東とのことで、頭を使いながら恵方巻をかぶりました。4時前にスーパーへ行ったのですが、恵方巻を買う人で賑わっていました。いろんな恵方巻があるので驚きましたが、私たちはシンプルなものを買いました。八福恵方巻という名で、穴子、海老、玉子、椎茸、干瓢、菜の花おひたし、胡瓜、桜おぼろが巻かれています。八福とは少し欲張りでした。豆まきはしませんでした。「鬼は外、福は内」と心の中でつぶやきながら、豆を少し食べました。

 

お寿司屋さんの店頭にも行列ができていました。子どもの時には、父がひいらぎと焼いた鰯の頭を串にさして、表玄関と裏出口に飾っていました。夜には父が豆をまき、皆が歳の数だけ豆を食べて節分の行事は終わります。今でも昔ながらの慣習をされているお家があるのでしょうか。疑問です。
 暦の上では春になりました。毎年のことですが、立春を迎えると「春は名のみの風の寒さや」を口ずさむ私です。「早春賦」は1913年(大正2年)に発表された唱歌です。日本の歌百選に選ばれています。この時期にぴったりの歌です。

「早春賦」
     春は名のみの風の寒さや
     谷の鶯歌は思えど
     時にあらずと声も立てず
     時にあらずと声も立てず

     氷解け去り葦は角ぐむ
     さては時ぞと思うあやにく
     今日も昨日も雪の空
     今日も昨日も雪の空

     春と聞かねば知らでありしを
     聞けば急かるる胸の思いを
     いかにせよとのこの頃か
     いかにせよとのこの頃か

2019年2月1日金曜日

モグラの活動


 三重の家の近くに市民のための公園、広場があります。春には桜のトンネルができ、花見の人で賑やかになります。先日散歩に出た時、面白い光景を目にしました。たくさんのポコポコ山ができているのです。よく見ると数え切れないほどのポコポコ山です。もっと観察してみると、新しいポコポコ山と古いポコポコ山があります。新しい方は掘り起こしたばかりという土で、一目瞭然です。古いと思われる方は、乾いた土と色とで数日経っているのがわかります。たくさんのポコポコ山を見ていると、モグラが忙しそうに動き回っている光景を想像してしまいます。










数年前には我が家の小さな庭にモグラの訪問があり、困らせられたことがありました。その時はどういうわけかポアロがモグラをつかみ、他所へ移動してもらいました。私は初めてモグラの顔を見たのですが、かわいいつぶらな瞳が印象的でした。家の近くにモグラの大家族が住んでいると思うと、都会では経験できない珍しいことだと感じます。ポコポコ山は、正式にはモグラ塚というそうです。