気温39℃を超える酷暑の中を、京都から鯖街道を走り琵琶湖北部の奥琵琶湖湖岸道路へと出ました。この辺りでは、カヤックする人、モーターボートに乗る人、泳ぐ人、水遊びする子供たちなど、たくさんの人が琵琶湖で夏本番を楽しんでいます。しばらく湖岸道路を走り、長浜市へと入りました。
「三姉妹の郷・道の駅」があったので寄りました。三姉妹とは、織田信長の妹、お市の方の娘三人のことです。NHK大河ドラマ「江-姫たちの戦国」を熱心に観ていた私は、三姉妹に親近感を持っています。お市の方と三人の娘たちの銅像があったので、記念に写真を撮りました。国道8号線を走っていると、浅井長政の居城、小谷城の案内があります。三姉妹の父です。家族五人で幸せな時を暮らした、小谷城です。賤ヶ岳古戦場、姉川古戦場の案内もありました。関ヶ原もすぐ東側に当たります。
東に伊吹山が見えています。美しい山並みと、田園が広がっています。広大な稲作地帯です。代々この土地に暮らし、米作りに勤しんできた人達の努力が表れています。広大な田園は、日本の原点です。人間が食べて生きていく源です。素晴らしい田園風景は、豊かさを感じさせてくれました。
次の目的地は、中仙道の醒井(さめがい)の宿です。米原市にあります。最近NHKの「小さな旅」で放送され、ぜひ行ってみたいと思っていた醒井です。厳しい暑さにも関わらず、たくさんの人で賑わっています。日本書紀、古事記にも名が残り、江戸時代には中仙道の宿場町として栄えた醒井宿です。伊吹山などの山系から湧き出た清水が、宿場町の中を流れています。手を浸してみました。とても冷たくて、酷暑の影響はありません。14℃らしいです。
この川には関西ではめづらしい梅花藻があり丁度花が咲いています。流れの中でいかにも涼しげです。ピンクの花は岸辺のサルスベリが散ったもののようです。
清流に棲むというハリヨも保護されているようです。
テレビに登場した老舗の醤油屋のお店に寄って、記念の品を買いました。冷たく甘い甘酒が人気を呼んで、たくさんの人が飲んで休んでおられました。茶屋では湧水で作ったというコーヒーも人気を呼んで、たくさんの人が集まっていました。
本陣あとは日本料理店になっています。当主もテレビに出ておられましたが、醒ヶ井養鱒場も近くにあって鱒料理が有名だそうです。この日は予約でいっぱいとの断りの張り紙が出ていました。
湧水が出ている地蔵堂の裏手のすぐ上には名神高速道路が走っています。走る車の音も聞こえています。中仙道、今、昔、というタイトルで、写真を撮ってもらいました。面白い構図でした。
このあと近江八幡市を通って、国道8号線から1号線に出て、途中で食事をして、三重へと向かいました。三重へは9時に到着しました。走行距離270キロ、所要時間9時間でした。ポアロ一人の運転で、酷暑の中のプチトリップは無事終わりました。知るを楽しむいい思い出ができました。
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