2017年10月23日月曜日

十月の台風

 珍しい十月の台風の接近により、10月22日開催予定の京都三大祭の一つ時代祭が中止になりました。二日前に発表されました。超大型台風21号の接近による安全確保が理由です。

1895年(明治28年)の第一回以降で、天候を理由に中止するのは初めてのことだそうです。過去に十回中止されたことがあります。明治天皇崩御(1912)、関東大震災(1923)、日中戦争(1937)、太平洋戦争の影響(1944~1949)、直近の中止は昭和天皇のご病気(1988)だそうです。観覧席のチケットも払い戻しの手続きが行われています。時代祭を見ようと京都へ来られた観光客の方々は、本当に残念でした。時代祭は中止になりましたが、街にはたくさんの観光客の姿があります。お天気が悪いので、アーケードのある新京極や寺町通りに人が集まっています。
衆議院選挙の投票日と重なり、10月22日は、忙しい日となるところでした。私達は午前中に投票を済ませてから、鴨川の様子を見に二条大橋まで行きました。降り続く雨で水量は多く、みそそぎ川はあと少しであふれそうです。比叡山は見えないほどです。東山は雨に煙っています。



近くの東山は雨に煙っています

比叡山は見えなくなっています

 そのあと三条、四条、新京極、寺町通りを歩きました。たくさんの人で賑わっていました。観光立国京都にとってとても嬉しいことです。




夜中になると携帯電話に京都市土砂災害情報避難指示発令が何度も入り眠れませんでした。東山区、大原・花脊・広河原地区、左京区北白川などです。二時には桂川氾濫危険水位避難など一晩中大変でした。考えてみると夜中に「避難してください」と避難指示発令が出ても、暴風雨の中、身動きとれないのが実情です。高齢者の方々はなおさらです。早め早めの避難と言われても、決断する時はいつかなど難しい課題はいろいろあるようです。季節はずれの台風に大騒動の1日でした。

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