またまた自分の個性に笑いが止まりません。驚きあきれかえっています。先日八十歳を超えておられる友人と、久しぶりに会う約束をしていたので、約束の場所へ約束の時間少し前に着くように出かけました。友人の姿はありません。時間が過ぎていきます。10分が過ぎ15分が過ぎ、私はおかしいと思い始めました。彼女の性格はきちっとされた方だからです。彼女は携帯電話を使わないと言っておられたことを記憶しています。彼女の自宅の電話番号を控えてきていません。携帯電話に登録していたのですが、機種を新しくしてからまだ移していませんでした。家へ帰ったらわかるので、30分待って来られなかったら、家へ戻りご自宅へ電話しようと考え、待ち続けました。待つという時間は結構長く感じられます。私と同じように、約束した人を待っているような女性が近くにおられたのですが、その人は行動を起こしました。家へ電話して、会う約束の人の携帯電話の番号を、御主人に調べてもらっています。そのあと相手の人に連絡がついたようで、移動されました。ポアロは出かけているので、私はそれもできません。日にちを勘違いされているのか、時間をまちがえておられるのか、それとも約束を忘れておられるのかと、いろんな思いが頭を巡ります。しっかりされている彼女だからそんなことは考えられないしと、否定したり、私の胸の内は複雑です。25分が過ぎ、あと少しで帰ろうと思った時、携帯電話が鳴りました。京阪電車が人身事故のためストップしてしまったとのことです。再開までだいぶ時間がかかると聞いて、彼女は、私に連絡しなければと思いましたが、私の電話番号を控えていなくて、家へ戻ってから連絡が届いたのでした。会う約束は、延期となりました。
用意周到なポアロは、「前日に電話かけた方がいいよ」と、何度も私に言っていました。私は気にせず電話をかけず、当日になりました。ところが想定外の事態となったのです。携帯電話を持っていながら、活用できませんでした。人の性格はいろいろです。ポアロのように用意周到な人と、私のように行き当たりばったりいいかげんの人と、その間に位置する人と、大まかに分類できそうです。「あんたは何やってんの!」と、大笑いする友達の顔が頭に浮かびました。
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