子守り歌にはいろんな思い出があります。私が幼かった頃には、母が歌ってくれる子守り歌を聞きながら眠りにつきました。子供が生まれてからは、私が子守り歌を歌い寝かせつけました。二人の子供が少し大きくなってからは、三人で歌を歌いながら眠りました。疲れきっている私が、一番に眠り込んだようです。
そして今、私は自分のために子守り歌を歌います。童謡、唱歌、青春歌謡、歌謡曲、ニューミュージックなど、たくさんの曲を歌えますが、目を閉じて歌うとなると、少なくとも一番の歌詞ぐらいは覚えていないといけません。メロディーは出てきても、歌詞はうろ覚えです。きちっと正しく歌いたいと思い、覚える努力をしています。そして毎晩小さな声で歌います。数曲歌うと、ほどよく眠りが訪れます。今まで、自己診断ですが、不眠症という睡眠障害が起こった時は、起き出して読書や書き物をしていました。しかし年齢とともに目も疲れやすくなって、読書も書き物も、適度にと心がけています。その点、横になって目を閉じて歌うことは、心身に良いようです。歌とともに、過ぎ去った時が懐かしく思い出されます。ずい分前のヒット曲に加藤登紀子の「ひとり寝の子守唄」がありました。記憶に残っています。今私が自分のために歌う子守り歌は、まさにこの歌のようです。人の人生を表しているようです。
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