楽しいゴールデンウイークも終わり、いつもの生活に戻りました。今年のゴールデンウィークには特別のお出かけをしませんでしたが、いつもは通らない道をドライブしたり琵琶湖を見に行ったりしました。京都と三重の二都暮らしをしている私達は、移動は車で名神高速道路と新名神高速道路、伊勢道路を走ります。今回は遊び心を出して遠回りで移動しました。三重県の県庁所在地である津市と伊賀市を結ぶ伊賀街道を通りました。江戸時代に津と上野の両藩に封された藤堂藩の主要道路でした。記憶も薄れているほどずい分前に通ったことがありますが、そのころに比べると道は整備されトンネルも新しく造られていました。長野峠を越えるのですが、トンネルを出るともう伊賀市です。時間的にも距離的にも短縮されました。伊賀街道の長野宿には、案内版がありました。長野氏城跡もありました。
いつものことですが、本当に昔の人は偉かったと思います。ほとんどの人の移動手段は自分の足です。山を上り峠を越え山を下り、どんなにしんどかったことでしょう。「楽は苦のたね、苦は楽のたね」が頭に浮かびます。その経験が人を成長させることにつながります。その時代に比べて、今は楽々とあっという間に移動できます。山の新緑がとても美しく、山桜がまだ咲いていたりして、この時期の素晴らしい眺めを楽しむことができました。
菜の花ではなくてキャベツの花のようです、後ろの山には山桜 |
上野市では忍者祭りが行われていたので、市内を一回りしました。小さな子供達が忍者の装束で歩いています。観光客向けの貸し衣装を着た子供達が、あちこちにいます。その姿はとてもかわいくて、写真を撮りました。さすがゴールデンウィークです。たくさんの人で賑わっていました。
芭蕉の生家 |
ピンクの忍者 |
忍者たちが上野城に向かっています |
上野市から一級河川の木津川に沿って走ります。走っていると河川敷にたくさんのテントが張られているのが目に入りました。笠置の河川敷公園です。
キャンプでしょうか、デイキャンプでしょうか。その光景は、かつての私達を思い出させました。テントやマット、チェア、ランプ、調理道具一式など車に積み込み、愛犬ともに家族で出かけたものです。その光景には、若さやパワーがあふれています。シニアになった今は、まぶしいほどの光景です。遠ざかった記憶が頭をよぎりました。
国道24号線の丁字路に出ます。右は京都へ、左は以前住んでいた奈良へと続いています。京都へ着いて買い物と食事をしました。走行距離は140キロ、走行時間は5時間でした。たった一日ですが、私の大好きな日常を離れた非日常の時を楽しむことができました。
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