2017年5月31日水曜日

愛らしいマーガレット

 三重の家に住み始めて早十八年が過ぎました。その庭に娘が小さなアトリエを建てて早八年が過ぎました。娘が小さな庭の隅っこにマーガレットの苗を植えたのは、五年前のことです。マ―ガレットは毎年春になると、きれいな花を咲かせます。白いマーガレットの花です。
 
雨に打たれても立ち上がります


突然四年前に不思議なことが起こりました。四年前の春に、娘のアトリエの玄関であるドアのそばに、白いマーガレットの花が咲き始めたのです。一本ではありません。群生といえるほどのマーガレットの花です。どうしてここに?と思うほど、素晴らしい場所に咲いたのです。マーガレットがこの場所を選んだのでしょうか。そして今年、そのマーガレットの花の群生から少し離れた、70~80㎝ほど離れたところに、一本のマーガレットの花が咲きました。まるで親元から独立をはたしたような風情です。

右は4年前から咲きだした株、左は今年顔を出した新人

春の風に優しく揺れるマーガレットの花です。雨が激しく降っても、倒れることはありません。雨が上がればしなやかに立ち上がります。見た目と違って、とても芯の強い花です。しばらくの間、マーガレットの花に見とれていた私は、不思議な光景を目にしました。一本のマーガレットの花が、首をこくんと頷いたような姿を見せたのです。私はドキッとしました。


 風に揺れるマーガレット、雨にうたれるマーガレット、いろんな姿を見ていましたが、頷いたような姿は初めてです。白いマーガレットの花は、とても清楚な花です。優しい印象を与えてくれます。そして強い芯を備えています。あこがれの存在です。マーガレットのような女性になれたらいいなと、少しでも近づきたいと思います。

2017年5月30日火曜日

新発見(タブレットで翻訳)

 いつかテレビを見ていて知ったのですが、英語が苦手な京都のタクシー運転手さんが、「日本語で言ったあとに、小さな機器をぽんと押すと英語で言ってくれるので助かっています」という放送でした。なんという便利なものがあるのかしらと驚いたわたしは、そんな便利なものがあるなら買おうかしらと思い、ポアロに話しました。数年前にタブレットを買った私達は、いろんなことでタブレットを使っています。今までも本当に重宝で助かっているのですが、ポアロは、タブレットを研究し始めました。そして発見したのです。




タクシーの運転手さんが使っていたように、日本語で言ったあと、ぽんと押すと英語で言ってくれます。そしてフランス語でも、世界の言語のうち103言語に対応すると書いてあります。瞬時に反応してくれます。諺や俳句など、日本語の難しそうなものまですぐに言ってくれるのです。そんな得意技をタブレットが持っていたとは、驚きと感動です。
 文字を打ってもいいし、声での応答もできます。今までは、タブレットでメール送受信したり、辞書として調べたり、計算機としても使っていましたが、これからは翻訳機としてもフル活用です。私の英語とフランス語の先生となってくれます。科学技術の進歩発展はこれからもどんどん進みます。その恩恵を受けずにはおられません。本当にありがたいことです。

2017年5月29日月曜日

思い出の中の歌「思えば遠くへ来たもんだ」

 最近突然思い出した歌があります。海援隊の「思えば遠くへ来たもんだ」です。発表されたのは、1978年(昭和53年)です。映画になったりテレビドラマになったそうですが、その頃の私は仕事と子育てに忙しく、ヒットしていることは知っていましたが、歌詞は部分的にしか知らず、愛唱歌にはなっていませんでした。頭に浮かぶ歌詞は「思えば遠くへ来たもんだ」の部分です。二十代で故郷を離れ奈良へ、三十代で東京へ、四十代で名古屋近郊へ、五十代で京都、大阪、岡山へと移り住んだ私は、そのつど「思えば遠くへ来たもんだ」を口ずさみました。今までは距離的なことが頭に浮かんでいましたが、「故郷離れて五十年」と歌うと、故郷と人生が重なります。心に響く歌となっています。改めて歌詞を読むと、十代の頃に「遥かな旅路を夢見てた」は、私も同じです。二十代の頃に「恋は一度と信じてた」は、私も同じです。「思えば遠くへ来たもんだ 今では女房子供持ち」も同じです。「眠れぬ夜に酒を飲み 夜汽車の汽笛聞くたびに 僕の耳に遠く近く レールの響きが過ぎてゆく」は、JR山陽線の近くで暮らした岡山での十年が思い出されます。長い貨物列車には、踏切りがなかなか上がらず、列車の数を数えたりもしました。レールの響きもよくわかります。人生の道のりを凝縮し、上手にまとめられています。心の内も表現されています。誰もが自分の人生を重ね、懐古し、しみじみした気持ちで歌える歌だと思います。愛唱歌の一つとして、歌詞を全部覚えて歌いたいと思います。

   「思えば遠くへ来たもんだ」

踏切りのそばに咲く コスモスの花ゆらして
貨物列車が走り過ぎる そして夕陽に消えてゆく

十四の頃の僕はいつも 冷たいレールに耳をあて
レールの響き聞きながら 遥かな旅路を夢見てた

思えば遠くへ来たもんだ 故郷離れて〇年目
思えば遠くへ来たもんだ この先どこまでゆくのやら


 フランスに暮らして早十五年の娘の気持ちも「思えば遠くへ来たもんだ」ではないかと、察している今日この頃です。


2017年5月26日金曜日

野良部の初物

 野良部の部長(娘)が、秋に植えたイチゴが育ち赤い実をつけました。真っ赤になったイチゴが、一つ二つ三つとなり、いよいよ収穫の時です。今までに食べられる物として、大根、玉ねぎ、さつまいも、大豆を育ててくれて、食卓に並びましたが、今回のイチゴは初物です。一粒の真っ赤に熟したイチゴを口に入れるのは、感動です。とっても甘く、採れたての新鮮さが口いっぱいに広がります。

 




四株植えたそうです。秋から冬へ、寒い日には雪をかぶり、春が来るのを静かに待ちます。春になると緑の葉が伸び、蔓が伸びどんどん育ちます。かわいい白い花が咲きます。実の姿はまだありません。蝶々がたくさん飛んでくるわけではありませんが、いつのまにか受粉されたようです。大きく育った葉の下に実の姿が見えました。赤く色づき始め、真っ赤になり、今日の日を迎えました。全部でいくつほど実をつけるのかわかりませんが、楽しみです。
 イチゴの思い出は、子供時代に遡ります。母が植えたイチゴ畑が思い出されます。採り放題、食べ放題、ムシャムシャ、パクパク、何も考えずに当たり前のようにお腹いっぱい食べました。
 イチゴの思い出は、東京暮らし時代に遡ります。社宅の近くのイチゴ畑の会員になり、持ち分のイチゴを収穫しました。子供達は大喜びで、夕方になると毎日イチゴ採りに家族で出かけました。東京都内といっても、近くには畑が広がり、栗林もあり、武蔵野の面影が強く残っている環境でした。

 そして今、娘が育てたイチゴを食べています。感謝しながら。



2017年5月25日木曜日

訃報

 突然の訃報に驚いています。ブログにも数回登場してもらった医師が先週亡くなられました。今回三重に滞在している時にお会いできるものと考え、ポアロはお土産を用意して、電話をかけようとしていました。ところがその矢先、奥様から「先週亡くなり初七日を済ませたので連絡させて頂きました」との電話があったのです。覚悟はしていたものの大きなショックを受けました。先生は癌闘病中で最期のステージだったのです。先生は、私達より十歳上の先輩です。
 30年ほど前のことですが、ポアロは病院建築時の設計担当ということで先生と出会いました。仕事から始まったおつきあいですが、数回ゴルフを一緒にしたり、時々お会いするというものでした。岡山暮らしをしている頃は、年賀状だけのごあいさつとなっていたのですが、今年の年賀状のお返事をもらったことから再び親しくさせて頂きました。絵葉書一面に書かれた文字が並び、それが五枚ほど封筒に入れられ届いたのです。医師としての人生、交友関係、趣味、余命半年との診断を受けてからの日々の暮らし、一年経ってのその想い、胸の内が綴られていました。「おいしいコーヒーを淹れますから。ぜひ遊びに来て下さい」との言葉に誘われて、ポアロは先生宅へ寄せてもらいました。物作りという趣味が一致し、地理、歴史など博学の先生の知識と豪快な人柄にひかれると同時に、二人に響き合うものがあり、話は尽きることなく、いつも四時間ほど楽しいひとときを過ごしました。そのあとも先生からの長文の絵葉書手紙は、京都へ届きました。本をお借りしたり、頂いたり、話題は広がり宇宙にまで及びます。模型飛行機を二つも下さり、ポアロが早速作って飛ばしてその様子を伝えると、今度は御自分で工夫して作られた自前のゴムも送って下さいました。先生とお会いして盛り上がった数時間のことを、帰宅したポアロは興奮気味に話してくれます。それを聞いて私は、男同士の友情というものを感じていました。お互いにひかれあい響き合う、人間同士という感じです。
 町医者だったお父さんは、コツコツ真面目な医師として地域に貢献され、父親の志を引き継ぎ三人の息子さんは医師となりました。御長男は、胃腸科のパイオニアとなり、その名は全国に広まり、県外からもたくさんの人が押し寄せました。病院は大きくなり、病院の前には患者さん達のための旅館もできて大繁盛でした。その頃です。私の母は胃を切除する手術を受けました。私は高校一年生で自転車通学していたので、学校の帰りに病院へ寄りました。病院の裏は伊勢湾です。海の好きな私は、いつも海を見に行きました。遠い日の記憶です。医師となられた次男、三男の方も、御長男とともに名医となられ、病院は益々発展しました。そんな中、御長男がまだまだこれからという年齢で、病気のため亡くなられましたが、御長男の二人の息子さんも医師となり、病院は強固なものとなっていきました。私は十七年ほど前にこの病院で手術をしてもらっています。家族経営のようなあたたかい雰囲気を感じ、先生方の面白いお話に何度も笑わせてもらいました。数年前には弟さんが、続いて御長男の長男さんが、病気で亡くなられ、病院にとっては大きな痛手となりました。今回訃報が届いた次男である先生は、三十八年ほど病院長として大任を負って、病気一つせず走り続けてこられました。去年のお正月頃に、ご自身の大病が発見され、第一線を退かれましたが、医師として長い道のりを歩んでこられたのです。
 訃報を知り、ポアロはお悔やみに駆けつけました。先生はポアロの訪問をいつも楽しみにされていたそうです。ポアロが先生と最後にお話ししたのは、亡くなられる三週間前です。「父が五十年前に植えたリラ(ライラック)の木が、見事な花を咲かせているんだ。見に来ないか。今どこにいるの?」とのお電話でした。その時は仕事で京都にいたので、先生のお誘いに行けませんでした。先生は、庭にマットを敷き寝転んでリラの木を眺めておられたと、奥様から聞きました。
 息子さんが書かれたお礼の言葉には、胸を打つものがありました。
 「人を信じ、愛し、人を知り、不器用ながらグチは言わずに、辛いことは煙草の煙でご
まかして、おどけた素振りで周りを笑顔にしてくれた、そんな父を愛おしく思います。古代史から宇宙観、常に視野を広く持つようにと努める父の姿は私達の誇りです。愛に溢れ、常に前向きに臨む事を教えてくれた父に感謝しながら、家族一同父の想いを胸に新たな気持ちで歩んで参ります」と書かれていました。
先生は、長年お酒と煙草を友とされていました。七十八歳で旅立たれましたが、これまで病気は一度もされていません。先生の最期のステージに、近しい存在として時をともに過ごさせて頂いたポアロは感無量です。「奥さんもご一緒にどうぞ来て下さい」と誘われながら、もう少し先でと先延ばしにしていたことが悔やまれます。
「今度お会いできる時には、面白いお話しの続きを聞かせて下さい。本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠り下さい」と、先生にお別れの言葉を捧げました。                  
 

 

2017年5月24日水曜日

変化進化

 ブログを書き始めて早くも五年が過ぎ、回数も1160回を超えました。日本はもちろん世界のどこかで暮らしておられる方にも、読んでもらっているという張り合いがあります。現代はネット社会です。世界をネットが結んでいます。フランス、アメリカ、ポルトガルにお住いの方には、いつも読んで頂いているのですが、最近ロシアでも多くの数字が出ています。驚きの現象です。
 ブログも回を重ね、私の書き方にも変化が出てきました。作家のようにまず原稿をノートに書いてから、パソコン入力していたのですが、最近は直接パソコン入力できるようになりました。今まではそれが不安で、しっかり原稿を書いてからとしていたものが、抵抗なくできるようになってきたのです。何事も慣れることからでしょうか。

 そして私の専属の編集者でありカメラマンでもあるポアロも、どんどん進化しています。写真撮影の腕も上がり、こだわりが出てきています。カメラにもこだわっています。我が家の小さな庭に咲く花々や野草にも、知識が深まっています。本も買っていろいろ調べてくれています。小さな庭に四季折々の変化があるように、そこから始まった自然界への観察眼は、どんどん広がっています。今まであまり目にとめていなかった野草についても、小さな変化や違いが気になるようになりました。散歩している時も、二人していろいろ注意しながら歩いています。将来は二人合作のブログになっていく気配です。私の書き始めたブログが、変化し進化し楽しいものになってきました。

2017年5月22日月曜日

下御霊神社還幸祭

先週末の20,21日は中京区の氏神さん下御霊神社のお祭りです。今年は土日に当たり20日の宵宮からにぎわいました。寺町通は車通行止めになり屋台のお店がお昼から出ています。






 鳥居の前では宵宮の子供みこしの組み立てが行われています。小型ですが本格的なものです。



神社内の舞楽殿には神輿が準備されています。歴史あるもので重たそうです。


ご近所の世話役の方の玄関先には明日披露される新調された重菊鉾が飾られています。


 翌日10時から鳳輦列の巡幸と神輿の巡幸が始まりました。鳳輦列では7m位の鉾を先頭に平安時代の装束で町内の方がお手伝いです。



11:00ごろ家の前にやってきました。

 

18:00ごろには寺町通に戻ってきました。京都での神輿の掛け声は「ホイット!ホイット!」です。

名残惜しいのか神社の少し手前で再び練ります。

最後の力を振り絞って差し上げです!
 当日は30℃を超えて早くも夏の訪れを告げるようです。







2017年5月19日金曜日

京都でのイヴェント「大九州展」

 京都には大きなデパートがいくつもあります。催事場の催しものは、季節によって時期によっていろいろ変わります。先日買い物に行ったついでに催事場へ行くと、「大九州展」が開かれていました。



九州各県から名産特産が並んでいます。お菓子から果物、おかず、アルコール、お寿司、お弁当、ジュース、牛肉、馬刺しなど、今回は「うまかモン、九州を満喫!」というキャッチフレーズです。その場で食べられるように店も用意されています。一年半ほど前に行った長崎の長崎ちゃんぽんもありました。懐かしく思い出しました。せっかくだから何かを買いたいと思いましたが、どれもおいしそうで決めるのに困りました。会場を一回りしていろいろ見ました。その中の小城羊羹に目がとまりました。小城という地名を聞いたことがあります。知人のふるさとです。以前、小城羊羹を頂いて食べたことがあります。おいしかったという記憶が残っていたので、早速小城羊羹を買いました。


   佐賀県の名産となっています。久しぶりの小城羊羹です。九州佐賀県は遠いところで、なじみもあまりありません。京都で小城羊羹をまた食べることができるとは思っていませんでした。嬉しさと一緒に小城羊羹を持って帰りました。包装も老舗の雰囲気が出ています。


 中は竹の皮に包まれ周囲に白く砂糖がひび割れたような昔懐かしい姿です。食べると食感も味も昔懐かしい感じがしました。おいしくいただきました。

2017年5月18日木曜日

フランス語第一歩

 先日突然ですがフランス語のレベルアップテストを受けました。語学教室で英会話とフランス語会話を習っている私は、予習復習もせず遊びに行っているといつも豪語していました。普段外国の人と対面で話すことのない私は、語学力はなくても短い時間に集中して、脳活に結び付くことを期待して楽しんできました。国際交流でもあり、知らないことを知るという喜びもあり、レベルアップは望んでいませんでした。ところが突然フランス語講師から「テストを受けて下さい」と言われ、予想していなかった私はびっくり仰天でした。遊び感覚で受講している私は、フランス語会話はちんぷんかんぷんなのです。昔頭に入ったいくつかの決まったフレーズがあるだけです。レッスンの時は、教えてもらう会話を話していますが、教室を出ると何も頭に残っていません。復習もしないので身についていません。そんな私がテストを受けることになるとは、青天の霹靂です。始めは「テストを受けることは考えていなかったので」と言っていたのですが、よく話を聞くと、テキストの入門レベルは終わっているので、レベルアップをしないと先に進めないようなのです。講師は「大丈夫、大丈夫、心配ないよ」と言ってくれましたが、頭に何も残っていない私は、こんな状態ではテストを受けられないと思いました。
そんなことで私のにわか勉強が始まりました。今まで習ったところを調べると、たくさんの単語やフレーズがあります。テストとなるとこれらを頭に記憶させねばなりません。単語の一つずつを電子辞書で調べるという作業が始まりました。若い時とは違います。視力は衰えています。天眼鏡を使い気長にノートに書いていきます。それでも子供たちがよくいう「わけわからんしー!」といった気分です。フランス語のややこしさは、男性名詞、女性名詞、それによって冠詞も動詞も読み方も変わります。発音も難しくなかなか言えません。普段は適当にもの言う生徒ですが、普段とは違います。にわか勉強とはいっても時間に制限があります。自分なりに努力をし、記憶もしたつもりです。つもりはつもりです。確実にどれだけ記憶できたのかは別物です。実際に記憶できているのかはわかりません。最後はあきらめの境地です。自分にできる努力はしたと思うのだから、これでテストに臨むしかありません。

ということで本番を迎えました。テストはテレビ電話です。時間は20分です。馴染みのいつもの講師でした。馴染みのいつもの講師が画面に映ると少しほっとしました。筆記のものはありません。覚えたつもりの単語もフレーズも咄嗟には出てきません。少し助け船が出ます。あっという間にテストは終わりました。緊張して汗をかきました。終了して少し待つと、スタッフが結果を教えてくれました。「高い評価が出ていますよ!発音がきれいで語彙も豊富と書かれています」と、すごいお世辞を言ってくれました。このお世辞には笑い転げます。お世辞とわかっていても褒められると嬉しくやる気が出てくるというかわいい人間です。にわか勉強をしてフランス語が少し近づいてきた気がします。今回約四半世紀前に短い期間ですが習った時のノートも引っ張り出してパラパラ見てみました。頭に記憶されてはいませんが、結構習っていたのだと再認識しました。3年前には、今の講師に習いましたが、この時も続きませんでした。ということで私は入門レベルにずっといたということになります。やる気が出てきた今回のレベルアップテストです。なんとか続けて少しずつですが喋れるようになりたいと今は思っています。

2017年5月17日水曜日

ご近所のこと-二条寺町の老舗・和紙書道

  京都の住まい近くは二条寺町と呼ばれ骨董のお店や和紙や書道の専門店がたくさんあります。そのなかには創業100年以上のいわゆる老舗のお店があります。老舗のお店は外観でもすぐにわかります。古びた木彫りの看板や暖簾が掛けてあるからです。建物が新しくなっても看板だけは古いまま残してかけてあります。今回はその中で和紙や書道の専門店を紹介します。まずは寺町に面した和紙の専門店です。書道用の和紙や千代紙や友禅和紙を取りそろえた大きな店です。外国の方もたくさん訪れておられます。


 次は二条に面したお店です。ここは書道用和紙の品ぞろえが豊富です。店の奥では書道教室も開かれています。折り紙の友禅和紙などはここで買います。


 二条通り河原町東入るにはこんな店もあります。店先には大きな筆が掛けられている通り書道の筆が専門のようです。めづらしい竹筆もあります。


 次はまた寺町に戻ります。見るからに老舗の店構えです。この店の右隅にはなんと藤原定家屋敷跡という石碑があります。奈良に本店がある墨で有名な古梅園の京都支店です。書道用の墨が専門ですが和紙や筆、書道専門書や日本画や墨絵の絵の具も並んでいます。ポアロは先日このお店で絵手紙用の顔彩を求めました。


次も近くにある書道の用品店です。和紙のはがきなどが取りそろえられています。


 どうでしょうか、老舗には木彫りの看板や暖簾が目印となります。京都には茶道具、着物、菓子、茶舗、漬物、仏具、骨董などの老舗がたくさんあります。またいつか紹介しようと思っています。





2017年5月16日火曜日

天体ショー(トワイライトタイム)

 今夕7時前にカーテンを閉めにベランダに近づくと不思議な色が目に入りました。このベランダは東向きなので普通は夕焼けは見えません。トワイライトの薄暮色の中に茜色が二筋見えました。ポアロを呼んで写真を撮ってもらいましたがみるみる茜色がなくなっていきます。二筋の茜色は横長で筋状に見えたのでまるでオーロラのように見えました。しばし見とれてしまいました。




なぜ東の空に夕焼けが見えたのか? 不思議な光景でした。天変地異の予兆か、はたまた季節の変わり目の気象状態なのか? そういえば沖縄県は早くも梅雨に入ったとか。今日は一日中薄曇りの空で最高温度は25℃とのこと。初夏の気持ちの良い季節がながくつづいてほしいと願っています。

2017年5月15日月曜日

葵祭り2017

今日は葵祭りです。例年天候の心配がありますが今日は曇りから晴れという予報でした。御所を出発して丸太町、河原町、出町、下賀茂神社で休憩、その後は上賀茂神社までの行列です。私たちは御所で見たり、最終の上賀茂神社で迎えたりと色々ですが、今回は寺町丸太町の交差点で御所の森をバックに見ることにしました。この時期は例年、季節の変わり目となり、日差しがきつくなる季節です。平安時代の衣装を着飾ってかなりの距離を歩くのは大変だと思います。





行列のメインは毎年選ばれた斎王代です。今年は19才の大学生のようです。十二単を着て輿に乗って進みます。



花傘と牛車も人気があります。立派な黒牛は岡山からの出張だそうです。牛の鼻綱を持っている子供たちがかわいいですね。

花笠はかなり重そうです、交代で持っておられるようです




立派な黒牛です!従者の係りの人は烏帽子に葵をさしています



2017年5月12日金曜日

小さな庭の秘密

先日、「小さな庭・5月」でアヤメなどの主役たちを紹介しましたが、よく見ると多くの脇役たちの秘密の花園となっています。植えたわけでもないのに毎年顔を見せるもの、今まで見たことがないのにどこからかやってきた新顔、雑草といわれることが多い野草たちです。この小さな庭だけでも年間30種類くらいの野草たちがやってきます。 
芝生の端はカエルの隠れ家として芝刈りを
残してあります。ここは野草の宝庫となっています。
4月にはカラスノエンドウとタンポポが「小さな庭に春爛漫」で紹介しましたが、5月になるとまた違った顔を見ることができます。といっても名前がわからないのが大半なのですが、本やネットで探したりして名前を特定するのはポアロの楽しみとなっています。

アメリカフウロ:葉の形が特徴的です8mmくらい

キツネアザミ:アザミそっくりな花です

コメツブツメクサ:名前の通り5mmくらいの小さな花

今年初登場?小さなニワゼキショウ

ブタナ:タンポポの花茎が長くなったかんじです

オオニガナ?のようです。花も綿毛もタンポポのようです

スイバ(赤い花は雌花、黄色いのが雄花だそうです)


半日日影の建物横には家の家紋であるカタバミが2種咲いています。

カタバミ

ムラサキカタバミ

先日も新たな発見がありました。数年前から登場した少しピンクがかった花をたくさんつけるこの野草はヒメジョオンだと思っていましたが、ポアロの調査でハルジオンだとわかりました。ハルジオンの方が花びらが細い糸状だということです。次はどんな花が出てくるでしょうか、楽しみです。

ハルジオン

雑草とは言えないきれいな花です