2016年6月7日火曜日

お出かけ東京へ(7)鎌倉


 明月院を出て再び鎌倉街道にでて500mほど離れた建長寺へ向かいました。1253年(建長5年)鎌倉幕府五代執権北条時頼(1227~1263)が建立したわが国最初の禅寺です。







  総門をくぐり、三門、仏殿、法堂と進み、方丈へあがりました。日本最古の禅庭園を眺めながらひと休みしました。



創建当時はいくつもの伽藍を有していましたが、14、15世紀に起こった数度の火災により、その多くを失いました。江戸時代に入り、徳川幕府の後援などによって再建・復興し、平成15年には創建750年を迎え、その事業によって現在の姿になったそうです。鎌倉五山の第一位である建長寺は、最大規模のものでした。観光バスが何十台もとめられる広い駐車場がありました。ここも初めてのお参りで、御朱印をもらいました。


 次に1kmほど離れている鶴岡八幡宮へ向かいました。いよいよ二日目最後の目的地です。歩く途中でおそい昼ご飯を済ませ着いたのは5時前になってしまいました。まだ明るいのでたくさんの人で賑わっていました。 西門から入り、本殿前の大階段まで来ると、数年前に倒れた大銀杏の切り株から新しい芽が出て成長している姿に感動しました。また何百年かかけて大きくなってほしいと願いました。


左が倒れた大木の一部、右が切り株から芽を出した新しい木



参拝をすませ大鳥居に立つと、まっすぐのびた若宮大通りが目に入ります。両側には土産物店が並んでいます。鎌倉土産を探しながら、鎌倉駅まで歩きました。



旅の二日目最終は、江ノ電に乗って藤沢まで行こうということになり、久しぶりに海を見ながら、由比ヶ浜、七里ヶ浜、江ノ島を通り、狭くてかわいい車両に揺られました。七里ヶ浜を通った時は、子供の頃に歌った(七里ヶ浜の磯伝い・・・)で始まる「鎌倉」や、(真白き富士の根、緑の江の島・・・)で始まる「七里ヶ浜の哀歌」を懐かしく思い出しました。

江ノ電 藤沢駅


 夕闇迫る中、藤沢から東海道線に乗って大井町へ戻りました。久しぶりの鎌倉を歩き、小津安二郎監督の墓参もできて、充実した一日でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿