2016年6月14日火曜日

旬の食材

 今年は本格的な梅雨となりそうです。蒸し暑くなると食欲が減退するものですがそれに反比例しておいしそうな旬の食材が出てきます。我が家では5月にはカツオやえんどう豆が旬の食材として食卓に上がりますが、6月になるとアユやハモのシーズンになってきます。雨の合間を見て錦市場まで足をのばしました。寺町から入るといつものように大勢の人で賑わっています。外国の観光客が訪れるスポットになっています。しかもこの市場で八百屋を営んでいたという江戸時代の画家伊藤若冲の生誕300年という垂れ幕が下げられています。


  老舗の漬物屋さんが何軒かあります。旬の漬物は賀茂ナスだろうとのぞいてみると、なんと黄色いカボチャ、アスパラガス、トマトと意表を突く顔ぶれです。どんな味なのか予想できませんがかわいい色をしています。一度勇気を出して買ってみようと思います。

左からアスパラ、トマト、カボチャときれいな色が並んでいます

賀茂ナス、水ナス、


 魚屋さんではアユ、ハモ、グジ(甘鯛)が旬の魚として並んでいます。アユは塩焼きが基本です。いろんな食べ方があるハモはハモすき用の生のもの、照り焼きされたもの、味噌か梅肉で食べる湯引きなどが並んでいます。錦市場は元々井戸水を利用した魚屋さんが中心だったようなので、魚屋さんはプロ用の卸の店も含めてたくさんあります。川魚専門の店にはフナやコイ、ナマズや淡水のエビなどもあり外国の方は目づらしそうに見ていかれます。

夏はハモしゃぶにします


ポアロの好物、ハモの湯引き

最近外国人向けの若鮎の串が好評のようです!

若狭の甘鯛(ぐじ)は高級魚です

 八百屋さんはいわゆる京野菜を中心に品ぞろえがされています。今、旬の野菜は辛くないとうがらし万願寺とうがらし、丸々太った賀茂ナスです。老舗の八百屋さんでは結構なお値段です! むかごなどめずらしいものも売っています。瓜もいろんな種類があるようです。

万願寺とうがらし、緑と赤があるようです



ここはかなり高級な八百屋さん、春はタケノコ、秋はマツタケで有名です

 最後に家の近くまで来て寄ったのは地元の豆腐屋さんです。先日から季節のものとして絹ごし豆腐が始まりました。6時になったので残りがあるか心配しましたが店のカーテンが半分しまった中へ入ると残り1丁とのこと。井戸水で冷たく冷やされています。大豆の風味といい、固さといい私たちの好みにぴったりです。昔ながらの包装で最後におまけがついていました。豆腐好きの私は冬には湯豆腐を、夏には絹ごし豆腐をよく食べます。今日もおいしいおいしいといって大きな豆腐を半分ずつたいらげました。

町家の並びにある豆腐屋さん、学区に一つぐらい残っています

絹ごしは6月から

昔ながらの包装

スーパーのパックの倍くらいの大きさ、おまけ付きでした




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