フランスからの客人は、お父さんがフランス人、お母さんが日本人です。お母さんのふるさと福島へは、夏のバカンスを利用して、毎年日本へ来ているそうです。広島や青森へは行ったことがあるとのことですが、京都、大阪は初めてで、今回一人旅の日本ツァーに燃えています。
国際結婚の場合、子供に父親母親のそれぞれの母国語を、同程度に身につけさせるのは非常に難しいとよく耳にしますが、彼の日本語会話力は素晴らしいものです。お父さんは何年か日本で暮らしたことがあるそうで、日本語ペラペラだそうです。家庭の中では日本語で話し、外ではフランス語、英語で話すそうです。今回、フランス語も英語も話せない私達は、ずっと日本語だけでお話ししました。彼がフランス人ということを忘れるほどでした。
とても感心したのは、日本人的な気遣い心遣いが、あちこちに見られることでした。家の中へ入る時には「おじゃまします」、お礼の言葉「ありがとうございます」は頻繁に出ます。娘にスカイプで「おじゃまします」と同じ意味のフランス語はあるのかどうかと尋ねると「無い」とのことでした。日本語の奥深さ、言葉のニュアンスの違いなど、日本語の魅力を再確認してしまいました。
彼は、一日目は金閣寺と銀閣寺へ、二日目は大阪へ一人で出かけましたが、何の心配もいりません。和食も大好きで、何でもおいしくて、何でも食べられると言っています。夕食は三人でともにし、日本のことフランスのこと、いろいろお話ししました。「生きるとは?」、「いかに生きるか?」というようなことが大学資格試験の大きな課題となるそうです。フランスでは幼児期から哲学に慣れ親しむということを、以前テレビで観た私は、興味関心好奇心からいろんな質問をしています。国際交流はとても楽しいものです。三泊四日の短い期間ですが、国際交流を楽しんでいます。
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