オーストラリア人の英会話講師との会話はとても盛り沢山です。彼女が日豪の国際カップルということも、私の娘が日仏カップルなので私には関心があります。
盛り上がった話題の一つに主夫(House husband)があります。彼女の夫も今は子育て家事など主夫をしていると言うのです。彼女達は来日してまだ日が浅いので「仕事を探している段階なのですか」と尋ねると「日本でもオーストラリアでも働き過ぎたから、今は主夫でいいよ。仕事を探さなくていいよ。私が好きな仕事をするから」と、彼女は言っているとのことです。私が今一番心配している娘カップルと同じような話なのです。娘のフランス人のパートナーは漫画家です。立派な本を何冊も出版しています。しかし本が売れなければ収入につながりません。日本でもよく耳にする作家の話です。いつか日の目を見る時が来るのを期待していますが、それは未知数です。というわけで経済力の低いパートナーと共に生きるため、娘はたくさん仕事をしています。そんな暮らしがいつまで続くのかと、親としては唯々心配するだけです。英会話講師は言います。「私の母も心配しています。ところで娘さんは幸せ?」と。そうです。私がどんなに心配していようと、娘が幸せであればそれでいいことなんだと悟りました。国は違っても人間同士、深い話もできることに感動しました。
彼女は「私はStrong(強い)」と言うので、私も「娘もあなたと同じStrongです」と言いました。親はいつでも子の幸せを願い、祈り、心配し続ける存在だと再確認しています。
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