買い物の往き帰りに押小路にある能楽堂の前を通り、時々演目の案内がされている掲示板を見たりしていました。一度は見に行きたいと思いながらもまだ行っていません。
玄関はこじんまり、後ろは御池中学校 |
今日偶然ですが、帰り道に門が開かれていてお客を待たれている様子の紋付き袴を着た男性と女性がおられたので、少し声をかけてみました。「ちょっと見せてもらえませんか」と。「奥さんに聞いてきます」とのことで、中から年配の女性が出てこられました。「近所に住んでいる者ですが、ちょっと中を見せてもらえますか」と頼むと、快く「どうぞ、どうぞ」と入れて下さいました。
中へ入るとびっくり大空間 |
中へ入って驚きました。外からは想像できないほどの立派な大きな空間です。四百人も入れるとのことです。観世流大江家の能楽堂は、1908年(明治41年)に創建され、1919年(大正8年)に現在の規模に改築し、2001年(平成13年)に明治の面影をそのまま残す形で基礎部分を大改修しました。定期能が年四回開催されています。畳の桟敷席で鑑賞します。
年4回の大江定期能 |
この日は埼玉県から修学旅行で来た中学生達が鑑賞会に来ました。その前の少しの時間に入れてもらえました。帰りには中学生の靴でいっぱいになっていました。京都では長い歴史の中に、伝統が脈々と受け継がれています。またまた「知るを楽しむ」の情報を得ることができました。早速機会を得て、鑑賞会に参加したいと思います。
修学旅行生に能のレクチュア |
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