大好きな美しい虹をつかむために、虹のようにきれいな心になりたい。きれいな心になるために、あたたかい心とかんがえる心を持ちたい。そうかんがえるかあこちゃんは「されていやなことはしないように、されてうれしいことはするように」と心がけています。
大好きだったおじいちゃんが、病気になり何ヶ月も病院へ入院しとうとう亡くなってしまいました。かあこちゃんは、悲しくて涙がとまりません。「おじいちゃんはどこへ行ってしまったの」お母さんにたずねました。
「おじいちゃんは、空で、あの美しい虹につつまれて、空からみんなを見守っていてくれるのよ」
「おじいちゃんは、美しい虹をつかまえたのね。あたたかい心とかんがえる心を持っていたおじいちゃんは、きれいな心の人だったのね。虹のようにきれいな心の人だったのね。わたしもおじいちゃんのような人になりたい」かあこちゃんの涙は、かがやきに変わりました。
かあこちゃんは、虹の色と同じ七色のふうせんを作ることにしました。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色のふうせんです。いつも七色のふうせんを、自分のそばにかざるようにしました。美しい虹に手は届きませんが、七色のふうせんをさわっていると、何だか虹に手が届くような気がします。「おじいちゃんは、虹につつまれて、空からみんなを見守っていてくれるのね」かあこちゃんは、おじいちゃんとの楽しい思い出を思い出しています。おじいちゃんが、いつもそばにいてくれるような気がしています。
七色のふうせんは、かあこちゃんの宝物になりました。かあこちゃんのそばで、七色のふうせんがフワフワゆれています。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、七色のふうせんです。虹の七色と同じ七色のふうせんです。かあこちゃんは、あたたかい心とかんがえる心の一歩を歩き始めました。「あたたかい心とかんがえる心をもちたい」かあこちゃんは、きれいな心の道を歩いています。
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