2019年3月14日木曜日

土筆


 私の大好きな土筆が顔を出しました。三重の家の小さな庭の片隅に顔を出しました。十年ほど前からスギナが育ち、そのあと毎年春先に土筆が顔を出します。もうそろそろかなと思って気を付けていたら、土筆が5本も顔を出していました。春先の嬉しい出会いです。



子供の頃には、姉達と土筆採りに行きました。日当たりの良い田んぼの畦には、たくさんありました。はかまを取りきれいに洗って、母が砂糖と醤油で甘辛く炒めてくれました。懐かしい思い出の中にあるふるさとの味です。今でも田舎では土筆が食材になっているのかは知りませんが、私は子供の時以来食べてはいません。土筆を見るだけで、遠く過ぎ去った思い出がよみがえります。

2019年3月13日水曜日

成長続けるルッコラ

 ポアロが植木鉢に植えたルッコラがどんどん成長し続けています。もうすぐ私の背の高さに届きます。昨夏には何度も食材としてテーブルに上がり、頂いてきました。レタスなどのサラダの上において、エッセンスのような役割を果たしてくれました。柔らかいルッコラの葉が少しずつ硬くなり始め、食べるのを止めました。しかし植木鉢のルッコラはそのままにしていたところ、年が明けてからどんどん背が伸びてかわいいきれいな花を咲かせました。





花のあと種が出てきました

1mを超えてきました


長い間花を咲かせ続けているので、またまたそのままにしていました。寒い季節の中で、いつまでも枯れずに花を咲かせ続けるルッコラの姿に、見入ってしまいます。三重の庭に、そして京都のベランダにも、ルッコラが一鉢ずつあります。ルッコラの花を見るのは、初めてのことです。厳しかった寒さもやっと和らぎ、春の日差しがキラキラ輝いています。ルッコラの成長もそろそろ終わりかなと、興味津々で見守っています。

2019年3月12日火曜日

終の棲み家


 終の棲み家をどこにするのか、誰にとっても難しい問題です。ある程度の年齢までは、遠い遠い先のことと漠然に頭のどこかにあった気がします。歳を重ね、確実に終焉に向けての日々を意識するようになって、現実問題として終の棲み家はクローズアップしてきます。
知り合いの八十代の女性は、最近行動を起こされました。終の棲み家探しです。ご夫婦の考えにズレがあり、七十代の御主人はまだ早いとの考えです。子どもはおられません。それぞれに体の不調は持っておられますが、どちらかというと年齢の高い奥様の方が終の棲み家探しについて切実のようです。一人でホームの見学に行っておられます。最期まで京都に住みたいとのことで、場所は京都限定で探しておられます。専業主婦だった奥様は、今まで家事すべてを一人でされてきました。御主人は仕事ひとすじの方でした。奥様から聞いたお話では、御主人は最近やっと炊飯器でご飯を炊けるようになったとのことです。私にとってはびっくりすることですが、今までの日本の夫の典型的な姿のように思います。結婚生活は、共同生活です。生きることの大切な部分は食べることです。元気な時は夫婦分業でも、体の不調が起こった時にはお互いに助け合えるような力を持っていることは大切です。掃除は手抜きで良しとします。洗濯も大雑把で良しとします。食器洗いはきれいにこまめにお願いします。妻が料理できなくなった場合は、しばらくはお弁当でも、惣菜テイクアウトでも仕方ありません。しかしそればかり続けられては困ります。毎日とは言いませんが、夫に手料理をしてもらう必要があります。食事は一日三食毎日続きます。頭を働かせて、手を使い、腕を磨いてもらわねばなりません。私は仕事を続けながら、不器用でも家事育児を頑張りました。夫婦の共同作業として、仕事家事育児を捉えていました。そのおかげで仕事を終えた夫は、現在主夫として力を発揮しています。頼もしい存在です。日本の妻たちは、なぜ夫を甘やかしてきたのでしょうか。男性も女性も、一人の人間として自立していることは当然だと思います。妻が家事をできなくなった時に慌てるのではなく、自立した夫になってほしいと願ってしまいます。
知り合いの女性は、家事すべてがしんどくなってきたのです。病気の後遺症で、味覚もなくなってきたとおっしゃいます。今までやってきた夫の世話も、つらくなってこられたのです。奥様が入院し退院されたあとは、宅配の病人食で過ごされました。御主人は買い物には行かれています。お弁当を買いに行かれます。しかし料理はできません。奥様の気持ちを考えると、ホーム入居は良い選択だと思います。奥様はすべてから解放されたいのです。これからの楽しみは、ホームに入ってゆっくりのんびりゆったりと余生を過ごしたいと思っておられるのです。終の棲み家探しで、私たちにできることがあればお手伝いをしようと思っています。

2019年3月11日月曜日

宝塚古墳


 先日ふるさと三重松阪の宝塚古墳へ行ってきました。市街地から山側へ数キロ行ったところです。現在は市民のための公園になっています。現地へ行ったのは初めてのことです。平成になってから発掘調査が始まり、いろんなことがわかってきました。それでもまだまだ多くの謎に満ちています。船の形をした埴輪、船形埴輪が出土して一躍有名になった宝塚古墳です。船の上に飾り物がつけられているものは、全国で初めてだそうです。


公園から見上げた1号墳

2号墳


1号墳への登り口

「造りだし部」は祭祀が行われた場所だそうです

 

飾り付きの船形埴輪

「造り出し部」の向こうに市街地が広がっています
   


1号墳と2号墳からなる古墳で、昭和7年(1932)に国史跡に指定され、1号墳の271点の埴輪は平成18年(2006)に国の重要文化財に指定されています。ふるさとの歴史に鈍かった私ですが、今さらながら感動しています。古墳の規模や形、見つかった埴輪の特徴から、1号墳は約1600年前(5世紀初め)につくられた伊勢地方の有力者(王)の墓であると考えられているそうです。2号墳は、1号墳に眠る主の後継者の墓(5世紀前半)と考えられているそうです。丘陵の上にあるので、伊勢湾の海が見えています。山々が西に連なっています。市街地を見下ろしています。松坂城がずいぶん下に見えます。こんな素晴らしい古墳が身近にあったことに感動します。これからも時々は訪れてみようと思っています。

市街地の先には伊勢湾が見えます

山のふもとには本居宣長の奥墓があります


2019年3月8日金曜日

広がる詐欺被害


 オレオレ詐欺、振り込め詐欺などの詐欺被害が続出していますが、最近アポ電強盗が発生しました。命まで奪われた被害者は80歳の女性です。アポ電とはさぐり電話のことで、短い会話の中から資産状況や家族構成、家に一人でいる時間帯などの個人情報を聞き出すのです。「事前にターゲットの家の付近に行って、近所の防犯カメラの位置や、警察署からの距離などを下見していたはず」と、専門家は言っています。ターゲットは高齢者です。独居の人もたくさんいます。日本が高齢社会になって久しいですが、核家族から子供達が独立して夫婦二人となり、いずれはどちらかの独居となります。犯人はいつも狙っているのです。正直者であればあるほどアポ電にひっかかり、犯人の手に入れたい情報を喋ってしまいます。犯人の手口は巧妙です。
専門家が自衛策について話しています。
 電話に出ず、留守番電話を聞いてからかけ直すかどうか判断する。
 かかってきた番号に折り返さない。
 自動通話記録機を設置する。
 電話が入った時点で既にターゲットにされているということ。すぐに110番通報をしてください。

これからの社会においては、固定電話の必要性がなくなるのかもしれません。携帯電話、スマホがすべての役割をしてくれそうです。自分の命を守るために、高齢者は細心の注意を払わねばなりません。用心用心です。

2019年3月7日木曜日

鴨川春の気配

 鴨川散歩に出かけました。春の風を感じて、ウキウキしてきました。北風、東風、春一番、秋風、風にもいろんな風がありますが、心に優しく心を明るくしてくれる春の風が大好きです。

柔らかな景色になってきました
柳の若芽
頼山陽「山紫水明処」

銀輪の列

ペタンクを楽しむ人たち


鴨川にはいろんな鳥がいます。鴨の仲間もいろんな種類があります。鳥について知識を増やし続けているポアロは、写真を撮りながら説明してくれます。鴨川散歩のおかげで、鴨の種類についても詳しくなったようです。初めて見る鴨を発見した彼は、早速調べました。カワアイサという鴨だそうです。頭が茶色で、10秒ほど潜ってはエサを物色します。魚を食べるそうです。鵜のようにくちばしの先が鋭く曲がっています。目も他の鴨とは違って、鋭い目で少し怖い顔に見えました。頭が茶色いのは雌で、雄は頭が黒いとのことです。雄と雌が仲良く鴨川を泳いでいました。 


潜りが得意です



 日本で越冬した白鳥もシベリアへと飛び始めたと、ニュースで伝えています。鴨川の鴨たちも、カルガモを除いて、シベリアへ帰るのでしょうか。淋しくなります。











2019年3月6日水曜日

テレビの力(烏)


 先日テレビを観ていて、カラスについての驚きの情報を得ました。天才カラスというのがいるそうです。公園などに設置されている水飲み場の蛇口を、自分の用途に合わせてひねることができるのです。水を飲む時は少量の水が出るように、水浴びする時は多くの水が出るようにと、出る水の量を蛇口で調節するとのことです。カラスの生態を知らなかった私は、驚きました。

ベランダから見えるお寺の屋根に陣取るカラス
京都の住んでいるマンションのベランダからは、巣作りの時期に洗濯物のハンガーをとられたことはありますが、他のことは知りませんでした。カラスの生態について長年調査観察を続けてこられた研究者のお話は、とても面白いものでした。カラスは、クルミの殻を割るのに、人間を利用します。車が通る道に、車が来る寸前にクルミを置きます。タイヤがクルミを割るようにと考えての行動です。児童公園の滑り台では、人間の子供たちが遊ぶように、カラスも滑り台で遊びます。研究者は、すべてのカラスというわけではなくて、天才カラスと呼ばれていました。ゴミ集積場では、カラスがゴミの袋をやぶいて自分の欲しい物だけを取り出すということはよく知られています。そのときカラスをやっつけようとする人は、カラスの襲撃を受けるそうです。カラスは人間の顔も判別できるそうです。天才カラスには負けそうです。天才カラスについて、テレビに教えてもらいました。

2019年3月5日火曜日

京の街変容


 京都へ来られる観光客が増え続け、それに対応するためにホテルや民泊が次から次へと建っています。自宅の隣にあるまとまった広い土地も、今までは駐車場でしたがホテルへと変わります。客室の数も多いとのことです。



自宅近くの二条通りには、民泊が開業しました。何の変わりもないどこにでもよくあるといった古い京町家だったものが、しゃれた外観となり通る人の目をひきます。 



河原町通りには、次から次へと新しいホテルが建ちましたが、まだまだ工事があちこちで展開されています。



どこまで増え続けるのかと少し心配になります。地価がどんどん上がり、新築の分譲マンションは驚くほどの高いものとなっています。同様に中古物件の価格も上昇を続けています。若い人達が手を出せないような状況となっています。国内外からたくさんの観光客が京都へ来られるのは嬉しい限りですが、街の姿が急速に変化していくのはいろんな問題が生じてくるような気がしています。

2019年3月4日月曜日

ひなまつり2019

 昨日のひなまつりはあいにくの雨でした。七段飾りを飾らなくなって久しいひなまつりです。木目込みのおだいりさまとおひなさまだけ飾りました。きれいに咲いている桃の花も壷に生けました。ささやかなひなまつりです。  
ちなみにこの並びは関東風のようです







 夜NHKの「チコちゃんに叱られる!」を数日遅れで観たのですが、目からうろこの衝撃の事実を知りました。おだいりさまとおひなさまを、それぞれの名称と思い込んでいました。ところがおだいりさまは、内裏に住む高貴な男女を指し、おひなさまはひな人形全部を指しているとのことです。小さい時からずっと歌い続けてきた「うれしいひなまつり」の歌詞のとおりを理解していました。「おだいりさまとおひなさま、二人並んですまし顔」です。この歌詞が間違っていたとは、大問題です。大きなショックを受けました。おそらく日本中の子どもたちが、2~3歳頃から口ずさんできた「うれしいひなまつり」の歌です。これからは、子どもたちに注釈をつけて教えねばなりません。本当に驚きました。

2019年3月1日金曜日

春の訪れー2(田起こし)


 春の兆しがみられるようになってきました、田園地帯ではあちらこちらで田起こしが行われています。先日買い物に出かけた折に面白い光景を見ることができました。小さいトラクターが田起こしをしているその後に、たくさんの鳥がいます。いろんな種類の鳥です。田起こしされた田んぼには、土の中から鳥たちのエサとなる虫たちがたくさん出てくるようです。トラクターを運転するおじさんと、鳥たちは仲の良い友達のように見えます。トラクターが動けば、鳥たちも後を追います。人間と鳥たちの共生です。共生は、きょうせい、ともいきです。共に生きるということです。小さな田んぼで、人間と鳥たちが共に生きるを表現しています。心温まる光景でした。




家へ帰ってからポアロが鳥について調べました。今までに見たことのない鳥もいたからです。白黒のはっきりした模様で頭の後ろに冠が長く伸びているのは、タゲリという名の鳥です。黄色いくちばしと長い足で、茶色の部分が多い鳥は、ケリという名の鳥です。バードウオッチングが趣味の友人がいますが、その楽しみが少しわかるような気がします。鳥についてもまだまだ未知の世界です。