2019年10月23日水曜日

即位礼正殿の儀(二条城)


 昨日は即位礼正殿の儀が、皇居・宮殿・松の間で厳かに行われました。天皇陛下が、即位を国内外に宣明される儀式です。日本にとって、大きな節目です。祝日となり、日本中が祝賀に湧きました。


 京都では、博物館や動物園、植物園などのいろんな文化施設が無料公開となりました。二条城も無料公開となり、私たちは喜んで出かけました。自転車で出かけました。二条城は、京都観光一番の人気スポットです。国内外からたくさんの人が来城しています。いつもたくさんの観光バスが停まっています。チケット売り場には、いつも長蛇の列ができています。前を通るたびにいつか入りたいと思っていましたが、やっとその日が来たのです。


 11時頃に着きました。天皇陛下即位を祝っての無料公開です。チケット売り場には、無料公開と書かれた大きな張り紙が出ています。偶然この日に観光で来た人にとっては、本当にラッキーなことです。たくさんの外国人がおられます。半分以上が外国の方です。




 重要文化財になっている唐門をくぐり、 広い広い二の丸御殿から、見学します。国宝です。二条城は、1603年、徳川家康が築城しました。天皇の住む京都御所の守護と、将軍上洛の際の宿泊所とするためです。





三代将軍家光の時代、大規模な改修が行われました。二の丸御殿にも、狩野探幽の障壁画などが数多く加えられたと説明されています。順路に沿って進みます。部屋数33室、800畳余りもある内部はとてつもない広さです。将軍の威厳を示す虎や豹、桜や四季折々の花を描いた狩野派の障壁画(模写画)で装飾されています。ため息が出るほどの絢爛さです。将軍の前にたくさんの武士が座って並ぶ光景は、時代映画そのものです。二の丸御殿の見学だけで、40分ほどかかりました。





 二の丸庭園を歩き、本丸庭園へと入って行きます。本丸御殿は、現在改修工事のため見学できません。残念です。天守閣跡へ上りました。




比叡山も見えています。そのあと和洋折衷庭園である清流園を通り、出口へと向かいます。展示収蔵館もあります。休憩所もあります。土産物の店も出ています。1994年ユネスコ世界遺産登録された二条城は、約400年の時を経て、徳川家の栄枯盛衰と日本の長い歴史を見つめてきた貴重な歴史遺産です。桃山文化の遺構を見ることができます。





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