2019年10月9日水曜日

高齢者と睡眠


 春眠暁を覚えずというほどよく眠れた私が、いつの頃からか睡眠が分断されるようになりました。一瞬でも睡眠をとると、そのあと脳が活性化してしまいます。覚醒して眠れません。お布団の中で、寝ようと思っても眠れず悶々と時間を過ごすのは、性に合いません。私は起き出して、本を読んだり書き物をしたりします。しばらくすると眠気が戻ってきて、またお布団に入ります。先日はラジオをつけました。NHKの深夜便です。ちょうどその時、青春の思い出の歌のコーナーでした。私の愛唱歌「学生時代」や「修学旅行」「我が良き友よ」が流れてきました。私は嬉しくなり、一緒に口ずさみました。「学生時代」はペギー葉山、「修学旅行」は舟木一夫、「我が良き友よ」はかまやつひろしのヒット曲です。昭和30年代の懐かしい曲です。
 ラジオ深夜便は、高齢者に人気があります。父も大ファンでした。少し先輩の友人も、寝る友にしていると話されています。ラジオ深夜便はいろんな情報と多岐にわたるコーナーを提供してくれます。眠れない夜が訪れる高齢者の味方です。眠れないのは、自分一人だけではないと教えてくれます。安心感が得られます。
 高齢になっても、9時から朝8時まで寝る人もいます。羨ましいかぎりです。兄は78歳、朝型人間です。4時に起きて、6時から畑仕事を始めます。時には、草刈りや建物の修繕もします。夜は9時になると寝てしまうそうです。体をよく動かして、とても元気そうです。104歳まで長生きされた日野原重明氏は、自分にとっての毎日の睡眠は4時間で十分とよく言われていました。高齢者の睡眠も、千差万別のようです。
 私の場合は、昼間の活動が少ないのかもしれません。脳活はしていても、肉体労働はほとんどありません。一生懸命歩くしかありません。よく眠れる人にあやかりたいと思います。

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