雲一つない青空の下、ママチャリで走ります。憧れのビワイチをかじります。湖岸道路に沿って、サイクリングロードを走ります。たくさんの車が、ビュンビュンと追い越して行きます。車では味わえない、最高の爽快感です。琵琶湖周辺の山々を遠くに眺め、琵琶湖へ集まってきている人たちを見ながら走ります。水上スキーの練習をしている人がいます。大きなボートがすごい速さで、その人を引っ張っていきます。岸辺には、何人もの釣り人がいます。琵琶湖の魚やしじみの漁をしている、小さな舟もたくさん出ています。
草津道の駅からスタートして、草津市から守山市に入りました。道路標識には、さざなみ街道と書かれています。なるほど、なるほど、いい名前と感心します。途中佐川美術館の前を通ります。ずいぶん前に家族で来たことを、懐かしく思い出します。大きな立派な歴史あるゴルフ場の前を通過します。前方に琵琶湖大橋が見えてきました。目指すラ・フォーレはもうすぐです。
草津道の駅から一時間半で、目的地に到着しました。しかしポアロが若かりし頃に、職場の仲間と宿泊したラ・フォーレはありません。マリオットホテルに代わっています。テニスコートやプール、フィットネススタジオなどのスポーツ施設があり、プラネタリウム、温泉も併設されています。ラ・フォーレをそのままマリオットが買収したようです。手にした地図にもラ・フォーレと書かれているので、マリオットに代わったのは最近のようです。帰宅してからネット検索で、二年前にマリオットに代わったことを知りました。ホテルの横に、立派なレンタサイクルショップがありました。店内を少し見て回りました。ビワイチ情報が満載です。レンタサイクルの種類の多さには驚きました。料金も立派なものです。無料のママチャリで走ってきた私たちには、目を見張る立派なものばかりです。ショックを受けました。
ラ・フォーレが姿を消していたというショックも受けて、来た道を戻ります。5時までには自転車を返さねばなりません。少し気持ちが焦ります。夕陽までにはまだ早く、眩しい西日を受けてペダルを踏みます。水上スキーを練習する人も、まだすべり回っています。岸辺の釣り人の姿もまだあります。小坂一也のヒット曲「青春サイクリング」が、自然とこぼれてきます。来た道を戻るというのは無駄のようですが、二回目ということで安心感があります。時間だけが問題です。
行きは博物館をひと回りしたので、一時間半ほどかかりましたが、帰りは一時間で戻れました。道の駅では、閉店の準備が始まっています。制限時間の5時までに、15分ほど早く着きました。やれやれです。今回は念願のビワイチを少しかじっただけですが、琵琶湖一周に向けていろいろ検討しようと意欲満々です。
0 件のコメント:
コメントを投稿